日立エナジーは、同社のロシア事業を2023年1月で現地の経営陣へ売却したことを発表した。
日立エナジーは、長年にわたりロシアで事業展開を進めてきたが、現在の状況を鑑み、同市場からの撤退ならびに、同国の利用者や従業員にとって最良な選択として、現地の経営陣への事業売却を行うことを決定。
現在も同国の法律に基づいた手続きは継続中だが、既に主要な手続きは完了しており、全ての関係者にとってシームレスな移行が可能となるよう、規制要件や国際的な制裁に沿った秩序ある譲渡を計画しているという。
なお、新たな現地事業会社は、ロシアの複数の拠点で独立した運営を行い、送配電業界で長年にわたり事業を展開してきた経験豊富な現地スタッフが事業に携わる予定としている。
日立エナジーは今後、同国に関わる全ての活動を停止。また、同社と新現地事業会社は資本関係のない独立した関係となる予定とのことだ。