ファミリーマートは、地域における食品ロスの削減と食支援への貢献を目的に、2021年4月から全国展開を開始した「ファミマフードドライブ」の実施店舗数が、2023年2月1日現在で2000店を突破したことを発表した。
なお、単一組織におけるフードドライブの実施拠点数としては、国内最大規模となるとのことだ。
「ファミマフードドライブ」は、家庭にある食べきれない食品をファミリーマート店舗に持ち込み、地域の自治体やNPOなどの協力パートナーを通じて、支援が必要な人に提供する取り組み。
「ファミマフードドライブ」の取り組みを通じて、家庭にある食べきれない食品が活用され、食品ロスの削減につながり、また全国に店舗があるファミリーマートを回収拠点とすることで、地域の人々に、気軽に社会貢献活動に参加することができるようになるとしている。
ファミリーマートは、2019年から地域交流の活性化を目的に「ファミマこども食堂」を開催していたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、多くのこども食堂と同じく活動の一時休止を余儀なくされていたという。
そうした中、同社として持続可能な社会のために何か貢献できることはないかを考え、2021年4月から「ファミマフードドライブ」の全国展開を開始。
同取り組みは2020年12月に愛知県の加盟店が始めた取り組みをもとに、全国の店舗で実施できるように制度を整えたものとし、2023年2月1日に2,000店舗を達成。
ファミリーマートは、今後も「ファミマフードドライブ」の実施店舗を全国で拡大していくとのことだ。
「ファミマフードドライブ」でこれまでに寄付(回収)された食品の合計は約50トン(2021年4月~2022年8月)となり、現在も全国の店舗に多くの食品寄付が寄せられているという。
寄付された食品は、こども食堂やフードパントリーなど、「ファミマフードドライブ」に協力している協力パートナーのの日々の活動に役立てられているとのことだ。
なお、身近な店舗でいつでも気軽に寄付ができる「ファミマフードドライブ」は、食品ロスの削減に効果的かつ波及効果が期待できる優良な取り組みとして、2022年10月に令和4年度食品ロス削減推進表彰において環境事務次官賞を受賞。
ファミリーマートは、「あなたと、コンビに、ファミリーマート」のもと、地域に寄り添い、利用者一人ひとりと家族のようにつながりながら、便利の先にある、なくてはならない場所を目指していくとのことだ。