全国47都道府県で調剤薬局を展開する日本調剤は、本日より一部の薬局にて電子処方箋の運用を開始。
電子処方箋は、現在紙で運用している処方箋を電子化したもの。処方情報・調剤情報が電子処方箋管理サービスに登録され、その情報を用いて重複投薬等のチェックを行うことが可能。
また、患者の同意を得ることで、複数の医療機関・薬局をまたがる直近から過去3年分までのリアルタイムのお薬情報も参照できるため、重複投薬等チェック結果や過去のお薬情報に基づいた服薬指導が可能とのことだ。
日本調剤は、厚生労働省主導のもと、2022年10月31日より電子処方箋を先行導入して開始されたモデル事業に3つの薬局で参加し、運用プロセスの検証や課題抽出を行ってきたという。
本日より全国的に電子処方箋の運用が開始されることに伴い、日本調剤でもモデル事業参加薬局から対応薬局を広げ、2023年内に全薬局での対応を目指し順次拡大していくとしている。