探さず出会えるAI恋活婚活アプリ「バチェラーデート」を運営するバチェラーデートは、マッチングアプリの利用について、利用経験のある男女434名に対してアンケート調査を実施し、結果を公表した。
■「マッチングアプリ疲れ」が原因で利用休止の経験は約7割。一方そのうち7割は再利用意思あり
マッチングアプリ業界の大きな課題となっている「マッチングアプリ疲れ」。バチェラーデートは疲れが及ぼす影響を把握すためてアンケート調査を実施した結果、72.8%の人が「マッチングアプリ疲れ」によって、恋活婚活目的のアプリの利用休止をした経験があることが判明。
また、10.4%の人は休止したことはないが、考えたことがあり、これを含めると8割以上が疲れが原因で利用休止または休止の検討をしていることがわかった。
しかし、利用休止した経験がある人のうち44.6%が「疲れが軽減されれば、また利用したい」と回答、28.1%が「恋活婚活したいため、既に再開した」と回答し、合わせて72.7%の人に再利用の意思があることも同時に判明している
なお、「疲れが原因で利用休止したが、また利用したい/既に再開した」と回答した男女210名に対し、マッチングアプリを再利用したい理由を聞いたところ、1位は「他に出会いの場がない」で69.5%となった。
第2位は「タイパがいい」で31.4%、第3位は「コスパがいい」で23.8%と続いた。
■マッチングアプリ先進国のアメリカでも『マッチングアプリ疲れ』
以前、バチェラーデートが実施した調査によると、利用者の約9割が「マッチングアプリ疲れ」を感じており、さらに、2022年4月にアメリカの調査会社Singles Reportsが行った調査では、アメリカのマッチングアプリ利用者の78%(男性76%、女性81%)がマッチングアプリ疲れ(英語での表現はdating burnout)を感じているというデータが明らかに。
”マッチングアプリ先進国”のアメリカでも「マッチングアプリ疲れ」が顕在化している一方で、日本では結婚した5人に1人が、アメリカでも婚約した4人に1人がマッチングアプリでの出会いがきっかけというデータもあり、日本でも今後、マッチングアプリによる婚姻数が増えることが想定されるとしている。
■疲れの原因の一つは「自分に合ったアプリを選べていないこと」
現在のマッチングアプリは第1世代〜第4世代まであり、それぞれ相手の探し方が大きく変化。サービス数も直近10年で月間新規での増加数は5倍まで増えており、その数100個以上に。
しかし、バチェラーデートが2291名のマッチングアプリ利用者に対し、現在サービスとして運営されているマッチングアプリの数(認知していないものも含む)を尋ねたところ、平均は32個という結果になり、現状と認知に大きく差があることが浮き彫りとなった。
さらに、2個以上マッチングアプリを利用したことがあるバチェラーデートユーザーの男女400名に対し実施した利用実態調査によると、マッチングアプリを辞めた理由は、「なかなかマッチングしない」、「会うまでの連絡が面倒」、「能動的に相手を探すのが大変」、「若い人が多かった、連絡取れない方が多い」など。
同社は、数あるマッチングアプリから、自身の志向、目的に合わないものを選択していることが、「マッチングアプリ疲れ」の要因の一つと考え、疲れずに利用できる、自分に合ったマッチングアプリを知ることが「マッチングアプリ疲れ」を防ぐ有効な方法だと考察している。
■調査概要
(1)『マッチングアプリ疲れ』に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査対象:マッチングアプリ利用経験のある20代〜40代の男女434名
調査実施日:2022年11月18日〜21日
(2)『マッチングアプリ利用実態』に関する調査
調査方法:フォームによるアンケート調査
調査対象:メッセージのやり取りが発生する第1、2世代に分類されるマッチングアプリの利用経験がある、バチェラーデートユーザーの20代〜40代の男女400名
調査実施日:2022年11月18日〜21日
(3)『マッチングアプリの数』に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査対象:バチェラーデートユーザーの20代〜40代の男女2291名
調査実施日:2023年1月14日〜17日
(4)『マッチングアプリ再開理由』に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査対象:マッチングアプリ疲れが原因で利用休止したが、再開意思のある20代〜40代の男女210名
調査実施日:2023年1月21日〜23日
<参考>
バチェラーデート『マッチングアプリの利用について』