True Data(トゥルーデータ)は、同社の統計データをもとに、ドラッグストア、食品スーパーマーケットにおける2022年12月の売り上げ伸長カテゴリを発表した。

ドラッグストアでは先月に続き「一般用検査薬」(新型コロナウイルス感染症の一般用抗原検査キットなど)が前年同月に比べ約14倍の売り上げを記録したほか「かぜ薬」や「解熱鎮痛薬」、「鎮咳去たん薬」などのかぜ関連商品も売り上げを伸ばす結果となった。

12月は太平洋側を中心に乾燥する日が続いていたこともあり、「キャンディ・キャラメル」(のど飴など)も伸長している。

ドラッグストア、食品スーパーマーケットにおける2022年12月の売り上げ伸長カテゴリを発表

■2022年12月のポイント

訪日外国人のまとめ買いが話題になっている「かぜ薬」の売り上げが伸長し、ドラッグストアで前年同月比83.1%増加、食品スーパーマーケットで同70.2%増加。かぜ関連商品も売り上げを伸ばし、ドラッグストアで「鎮咳去たん薬」は同87.8%増加、「解熱鎮痛薬」は同45.8%増加している。

なお、ドラッグストアで「一般用検査薬」(新型コロナウイルス感染症の一般用抗原検査キットなど)の売り上げが前年の約14倍を記録。12月は感染者が増加していることや自宅への常備を推奨している自治体があることから購入されていると同社は考察している。

ほかにも、睡眠ケアをうたう商品が話題になっている「乳酸菌飲料」(要冷蔵商品)や「乳酸飲料」(常温商品)の売り上げが伸長。ドラッグストアでは「乳酸菌飲料」が前年同月比34.2%増加、「乳酸飲料」が同24.0%増加している。

ドラッグストア伸び率ランキングTOP20

また、乾燥した日が続いていたこともあり、のど飴が含まれる「キャンディ・キャラメル」の売り上げが伸長し、ドラッグストアで前年同月に比べ25.5%増加、食品スーパーマーケットでは同14.6%増加。

なお、12月は北日本から西日本の日本海側を中心に大雪の日があるなど、前年よりも気温の低い日が多かったためか、「使い捨てカイロ」の売り上げが好調で、ドラッグストアで前年同月比26.7%増加、食品スーパーマーケットで28.7%増加となっている。

食品スーパーマーケット伸び率ランキングTOP20

【2022年12月の集計データ概要】
数値:小数点以下第二位を四捨五入
データ集計期間:2022年12月1日~12月31日
データ抽出日:2023年1月16日
データ出典:True Data
カテゴリ別伸び率ランキング:生鮮・惣菜カテゴリ及び、カテゴリ名の冒頭に「その他」を含むものを除外し、1店舗あたり200個以上売れているカテゴリを集計

<参考>
True Data『ドラッグストア、食品スーパーマーケットにおける2022年12月の売り上げ伸長カテゴリ