大和ハウスグループの大和物流は、滋賀県湖南市において、物流施設「(仮称)滋賀物流センターⅢ」の開設を決定しましたことを発表した。

施設は2023年1月25日に着工し、同年12月の稼働開始を目指すとのことだ。

「(仮称)滋賀物流センターⅢ」

大和物流は、全国有数の工業県である滋賀県において、建材や住宅設備機器などを中心に、県内で生産・加工される製品の調達物流や販売物流を行っており、2018年からの直近5年間で「滋賀物流センター」や「滋賀物流センターⅡ」、「滋賀竜王物流センター」を開設するなど、事業基盤の強化を続けてきたという。

今回、さらなる物流需要に対応するため、滋賀県4拠点目となる物流施設「(仮称)滋賀物流センターⅢ」(以下、同センター)の開設に至ったとのことだ。

同センターは、土地所有者である丸松商事が新たに開発する物流施設を同社が賃借の上、「(仮称)滋賀物流センターⅢ」として運営するものとしている。

開設後は、関西エリアに拠点を置くメーカーや流通業者向けに、効率的な保管・輸配送拠点として稼働し、建材や産業機械、電子機器など幅広い貨物を取り扱う予定とのことだ。

■本センターの特長

(1)生産拠点に近接し、交通利便性に優れた立地
同センターは、名神高速道路「竜王インターチェンジ」から約6km、「栗東湖南インターチェンジ」から約12km、新名神高速道路「信楽インターチェンジ」から約15kmに位置し、京都市まで約50分、滋賀県大津市まで約40分と、京滋エリアの主要消費地へのアクセスに優れている。

また、滋賀県内最大級の工業団地「湖南工業団地」内に立地しており、製造業向けの物流拠点としても高い利便性が期待でき、さらに名古屋市、大阪市までそれぞれ約90分でアクセスできることから、両都市圏へ向けた広域輸送拠点としても適している。

【左】地図【右】広域図

(2)効率的な荷役作業を実現する施設仕様
同センターは、湿気やほこりが入りにくく、貨物の衛生管理がしやすい高床式倉庫。ドックレベラーを設置することで、海上コンテナなど多彩な貨物の取り扱いができるとともに、フォークリフトや台車での積み下ろしが容易になり、生産性の高い荷役作業を行うことができる。

平面図(1階)

(3)物流リソースの連携による柔軟なサービス提供
同センターから約3kmの距離に「滋賀物流センター」や「滋賀物流センターⅡ」、約7kmの距離に「滋賀竜王物流センター」と、当社が運営する物流施設が立地しており、4棟合計で延床面積 約43,500㎡(約13,160坪)を確保している。4棟間で車両や人員の連携、繁閑による在庫量増減に対応することで、安定的な事業運営を行うことが可能となる。

中域図