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カケハシスカイソリューションズは、各業界の転職環境やキャリア形成について、専門家への独自取材に基づいた情報を届ける「転職hub(ハブ)」にて「地方への移住と転職に関する調査」を実施し、結果を公表した。
■地方移住を検討したうち52.0%にコロナ禍の状況が影響
今回の2万人調査で「移住を検討した」と回答した人は2700人となった。コロナ禍の状況が検討のきっかけになるかを聞いたところ、「きっかけになった」と答えた人が21.5%、「やや影響した」と答えた人は30.5%で、合計は52.0%という結果に。
移住検討者の過半数にとってコロナ禍の状況がきっかけになったことがわかる。
■移住先の状況で気になるのは住居が1位
移住を検討するにあたって実際に起こしたアクションを調査したところ、移住にあたり、まずは住居について調べたという人が37.7%ともっとも多い結果となった。
また「転職情報を調べた」という人が約3割と、移住に際して転職も一緒に検討する人が一定数いることもうかがえる。
■移住に伴い転職をしたのが44.4%。異業種への転職も多数派となった
移住にあたって「転職した」人が44%、「転職せずに移住した」人が36%で、転職した人の割合が多くなっている。さらに、転職後の業種について聞くと、「転職前と同じ業種に就いた」という人が40.3%で一番多い結果に。
しかし、「転職前と違う職業に就いた(農林水産以外)」と答えた人も38.2%に上り、移住を機に業種そのものを変えた人も多いことがわかる。
また、「転職前と同じ業種に就いた」人と、「転職前と違う職業に就いた(農林水産以外)」人の割合は、年代別でも大きな違いは見られなかった。
■気になる移住&転職後の年収の変化。年収増が43.0%という結果に
気になる年収については、43.0%の人が「転職後に年収が上がった」と回答し、29.6%の人が「年収に変化がない」という結果に。なお、「年収が下がった」と答えた人は27.4%にとどまった。
また、「年収が下がっても、その分生活費が下がった」と答えた人が21.0%で、年収の増減だけでは量れない生活費との変化のバランスも調査から判明。
「年収は増えたが、生活費が上がった」18.8%、「年収に変化はなく、生活費が上がった」8.6%、「年収が下がり、生活費が上がった」6.4%と、地方に移住しても車の維持費などで生活費が上がったと答えた例も見られた。
■移住経験者の平均満足度は星4つと高い
移住×転職後の満足度は、平均が星4つ。年代や年収別に見ても、上記の割合にあまり差はなく、移住×転職後の生活に高い満足感を得ていることがわかった。
■地方移住から感じたメリット・デメリット
移住したことについてのメリット・デメリットとして、地方移住で感じたメリットの1位は「通勤ラッシュなど混雑のストレスがなくなった」で、デメリットの1位は「就労先の選択肢が少ない」、2位には「キャリアアップの不安がある」となり、仕事に関するデメリットが上位2つを占めるという結果となった。
<調査概要>
調査名:地方への移住・転職に関するアンケート調査
調査方法:アイブリッジ「Freeasy」を用いたインターネットリサーチ
調査地域:全国
調査期間:2022年12月5日~12月16日
調査対象:25~59歳の男女2万人
<参考>
カケハシスカイソリューションズ「転職hub(ハブ)」『地方への移住と転職に関する調査』