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パナソニックは、まもなく迎える花粉シーズンに向けて花粉への悩みや花粉ケア方法などの実態について全国調査を実施。
花粉症の有病率は、「鼻アレルギーの全国疫学調査」によると、2019年には42.5%となっており、二人に一人は罹患している国民病と言えるという。
【調査トピックス】
■花粉への悩み度、最も高いのは福島県。
花粉に悩まされる時期は4~6月、悩まされる期間は1~2カ月が最多。
■花粉に悩まされたと最初に感じたのは平均28.4歳。
愛知県では、20代前半からと、花粉の悩み始めが早いことが明らかに
■花粉が気になるのは「外出時(郊外)」「外出時(都内部)」「帰宅時」が上位に。
花粉ケアで行っていることは「マスク着用」「うがい・手洗い」のほか、衣類のケアも上位。
一方「うがい・手洗い」は効果への満足度が約5割と、意外にも低いことが判明
■花粉ケアを目的としてこれまでに購入したもの、「マスク」に次いで「空気清浄機」が上位に。
1シーズンの花粉ケアにかける金額は神奈川県がトップ
《花粉の悩み度数、最も高いのは福島県》
まずは、花粉の悩み度数を調査。「自身の花粉の悩みを5段階表現した場合、どれくらいだと思いますか(「5」が最も悩みが大きい)」と質問したところ、全国平均では3.35ptという結果に。最も悩み度数が高いのは福島県3.65pt、最も低いのは鳥取県で3.06ptとなった。
《花粉に悩まされるのは4~6月がトップ。期間は1~2カ月が最多》
花粉に悩まされる時期は、全国的には4~6月が68.8%で多数派であるが、関東地方・九州地方は1~3月と4~6月が同程度に。期間としては1~2カ月が54.5%で最多となった。
《花粉に悩まされたと最初に感じたのは平均28.4歳。愛知県は20代前半からの悩み事例が多い》
花粉に悩まされたと最初に感じた年齢を尋ねると、全国平均28.4歳に。愛知県では平均24.5歳と20代前半から花粉に悩みを抱えている人が多いことがわかった。一方、長崎県は32.3歳と30代を過ぎてから悩みを感じる人が多いことが分かったとのことだ。
《花粉が気になるのは「外出時(郊外)」「外出時(都心部)」「帰宅時」が上位。花粉ケアで行っていることは「マスク着用」のほか、衣類ケアも》
続いて、花粉が気になるシーンを尋ねたところ、「外出時(郊外)」「外出時(都心部)」「帰宅時」が上位となった。また、在宅中の換気については、68.0%が花粉を気にしてためらうと回答している。一方、奈良県は「あまりためらわない」「全くためらわない」が41.0%と、関西地方では比較的ためらう人が少ない結果となった。
花粉ケアとして行っていることは、「マスク着用」「うがい・手洗い」といった手軽な方法がやはり上位にあがっているが、「洗濯物やふとんを外に干さない」「こまめに洗濯する」「帰宅時に衣類の花粉を取り除く」といった衣類に関するケアを行う人も多いことが伺えるという。
都道府県別に見ると、
・新潟県は「うがい・手洗いをこまめにする(40.0%)」人が最も少ない(全国平均51.0%)。
・宮城県は「帰宅時に衣類の花粉を取り除く(31.0%)」(全国平均18.4%)、「洗濯物やふとんを外に干さない(37.0%)」(全国平均26.9%)人が最も多い。
・沖縄県は「こまめに洗濯する(31.0%)」(全国平均19.6%)、「こまめに掃除をする(30.0%)」
(全国平均17.2%)、「帰宅後すぐに衣類を着替える(26.0%)」(全国平均15.1%)と、どれも比較的高い水準。
一方で、それぞれのケアについて満足度を質問したところ、行っていることで上位であった「うがい・手洗い」は効果への満足度が53.3%と低いことが判明したという。
満足度の高いケアは「空気清浄機」「外出後すぐにシャワーする」「外出後すぐに顔を洗う」で、いずれも7割超となった。
《花粉ケアを目的としてこれまでに購入したものは「マスク」に次いで「空気清浄機」が上位に。1シーズンの花粉ケアにかける金額は神奈川県がトップ》
花粉ケアを目的にこれまで購入したもの、購入を検討したものについては、「マスク」「空気清浄機」「花粉スプレー」がトップとなった。
1シーズンの花粉ケアにかける金額は5,000円以上の高価格帯では神奈川県が1位、一方、鳥取県が最も金額が低い結果に。
【調査概要】
・エリア:全国
・調査対象:20歳~69歳 、男女、花粉について悩みを抱えている人 計4700人
・調査期間:2022年12月9日~2022年12月14日
・調査方法:インターネット調査
・調査会社:楽天インサイト