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川崎市が参画する「産業クラスターのネットゼロ移行イニシアティブ」、レゾナックが賛同 カーボンニュートラルを推進

レゾナックは、神奈川県川崎市が参画する「産業クラスターのネットゼロ移行イニシアティブ」に賛同することを発表した。

レゾナックは、2023年1月に昭和電工と昭和電工マテリアルズが統合して誕生した新会社。

現在、レゾナックグループは、2030年に向けてCO2排出量を2013年比30%削減するため、生産の合理化・高効率化や省エネルギー、燃料転換などの取り組みを進め、また2003年からは川崎事業所において、使用済み容器包装プラスチックからアンモニアや水素を生産するケミカルリサイクルにも取り組んでいるという。

同取り組みの20年間にわたる使用済み容器包装プラスチックの累計処理量は100万トン超え。

直近では、CO2の分離回収技術の開発や使用済み容器包装プラスチックからエチレン・プロピレン等の基礎化学原料を直接製造するための技術開発を開始するなど、脱炭素化に向けた取り組みも推進。

一方、同社川崎工場の立地自治体である川崎市は、世界経済フォーラムの主導する「産業クラスターのネットゼロ移行イニシアティブ」に、「川崎カーボンニュートラルコンビナート」として、日本で初めて参画。

同取り組みは、世界経済フォーラムにより設立・運営されており、世界的な課題であるカーボンニュートラルの実現に向け、重要な役割を担う産業クラスターについて、国際的なクラスター間のノウハウ・知見を共有し、協業によるネットゼロ(カーボンニュートラル)を目指すもの。

これまで世界各国の産業クラスターが参画し、会議による情報交換や連携しての情報発信が行われているという。

これについて、今回の参画主体である川崎市から、同社を含めた川崎カーボンニュートラルコンビナート形成推進協議会・川崎港カーボンニュートラルポート形成推進協議会会員企業へ賛同・協力の募集があったため、同社は賛同・協力を表明したとしている。

同社は今後、川崎市や他の賛同企業とともに、イニシアティブを積極的に活用し、国際的な情報発信及び他の産業クラスターとの連携に取り組み、川崎臨海部、ひいては首都圏のカーボンニュートラル化に貢献していくとのことだ。

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