ファンケル、サーキュラーエコノミーモデルを採用した紙袋を全直営店舗で使用開始 紙袋の有料化も

ファンケルは、4月1日から、サーキュラーエコノミー(循環型経済)モデルを採用した紙袋を全直営店舗で使用開始すると発表した。この取り組みは、化粧品業界初の試みになるとのことだ。

ファンケル、サーキュラーエコノミーモデルを採用した紙袋を全直営店舗で使用開始 紙袋の有料化も

同社の物流センターで使用済みとなり排出される段ボールを回収し、協力企業にて環境に配慮した古紙100%の紙袋へリサイクルして直営店舗で使用。プラスチック素材を一切使用せず、持ち手の紐はナチュラルコットン、印刷のインクにはバイオマスインキを採用した100%リサイクル可能なエコ仕様の紙袋となっている。

廃棄段ボールが紙袋に再利用されたことを示したオリジナルマーク

サイズは、大と小の2タイプで、紙袋の側面には、同社からのSDGsメッセージ(Co-creation for a future full of hope./希望に満ちた未来を一緒につくろう)をデザイン化したものやエコマーク、再利用のオリジナルマークを入れたという。

廃棄段ボールが紙袋に再利用されたことを示したオリジナルマーク

また、従来は希望に応じて無料で紙袋を渡していたが、今回を機に有料化とするとのことだ(大110円、小80円、ともに税込価格)。これは、できるだけ多くの人にエコバックなどの使用を推奨しながら、環境資源の保全に貢献できるよう、利用客とともに取り組んでいきたいという想いで変更しているという。

同社では、2018年に「ファンケルグループ サステナブル宣言」を掲げ、現在と未来に生きる人々の笑顔と持続可能な社会を目指すために、「環境」「健やかな暮らし」「地域社会と従業員」を重点テーマにSDGsの貢献に取り組んでいる。今後も全国の直営店舗において、環境に配慮した店舗づくりを目指していくとしている。

​【直営店舗ではサステナブルなエコバッグを用意】
直営店舗では、使用済みのペットボトルを再利用し、使いやすい巾着型で軽くて大容量が入る地球環境に配慮したエコバックを用意。買い物時にたまるファンケルメンバーズポイント700ポイントで交換できるとのことだ。(画像左:開いた状態/右:巾着の状態)

直営店舗ではサステナブルなエコバッグを用意 左:開いた状態/右:巾着の状態

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