デルタ航空は、T-モバイルとの提携により、2023年2月1日より米国内主要路線において、高速Wi-Fiを無料で提供することを発表した。
なお、顧客エクスペリエンスの中核要素として無料で機内Wi-Fiを提供するのは、米国の主要航空会社では初とのことだ。
デルタ航空は、2023年末までに700機以上のビアサット(Viasat)搭載機で同サービスを提供し、また、2024年末までに国際線とリージョナル線の航空機に無料Wi-Fiを導入する計画としている。
デルタ航空の最高責任者(CEO)であるエド・バスティアン氏は、ラスベガスで開催されたCES 2023で「仕事でも家でも、コネクティビティは日常生活に欠かせません。デルタ航空で旅行中も同じであるべきです。私たちのビジョンは、お客様が地上で利用できるものと同様の体験を3万フィートの上空で提供することです。」と述べている。
無料Wi-Fiは、よりパーソナライズされた旅行というデルタ航空のビジョンを推進するために設計されたという。
利用者はデルタ航空のスカイマイル®アカウントでログインするか、出発前または機内でスカイマイルに無料で加入すると機内Wi-Fiを無料で利用可能とのことだ。
さらに今春、機内での接続体験をより向上させることを目的に、スカイマイル会員向けの新しいモバイルプラットフォーム「デルタ・シンク・エクスクルーシブズ・ハブ(Delta Sync Exclusives hub)」を立ち上げる計画としている。
デルタ航空は、人と人をつなぐという使命を推進し、利用者の期待を再定義するためのツールとして、長年にわたりテクノロジーを利用。衛星インターネットサービスプロバイダであるビアサット(Viasat)のエンジニアと協力しながら、2024年末までには前例のない規模でより多くの路線に新システムを展開することを視野に入れているとのことだ。