国際協力NGO ADRA Japan、ウクライナの子どもたちへのお年玉キャンペーンを開始

認定NPO法人ADRA Japanは、日本のお年玉の幸せをウクライナの戦争の影響下にある子どもたちに笑顔を届ける活動「チルドレン・チルドレン from Japan」を開始すると発表した。

この活動は、お年玉からの寄付や、お年玉としての寄付をウクライナ人道支援活動のために預かり、現地の子どもたち(ウクライナ国内の子どもや国外に避難している子どもたち)には、ギフトバックに入れたお菓子の詰め合わせを届けるもので、日本の子どもたちとウクライナの子どもたちに幸せの連鎖を願い企画されたという。

この活動に参加した人には、ADRAのウクライナ人道支援に従事している日本人スタッフからお礼のポストカードがエアメールで届く。支援したことの価値を実感しやすい支援の仕組みになっているとのことだ。

「チルドレン・チルドレン」は、ADRAの歴史ある活動のひとつで、世界の子どもたちがウクライナの子どもたちを思いやる支援活動として、10年以上前から、12月~2月頃の時期に取り組んでいる活動。

貧しい家庭の子どもや児童養護施設で暮らす子ども、また、ウクライナ国内の一部で2014年から続いていた戦争の影響を受けている子どもなど、心が安らげる瞬間を必要としている子どもたちのために始まったという。

 「チルドレン・チルドレン」では、子どもが子どもにギフトを選び、そのギフトをADRAが預かる。そして、児童養護施設で暮らす子どもや、戦禍を逃れて避難所で過ごしている子どもたちに届けることで、子どもたちに笑顔をプレゼントできる活動であるとのことだ。

2020年12月~2021年2月のチルドレン・チルドレンでギフトを受け取った少年

2021年12月~2022年2月のチルドレン・チルドレンでは4,500個のギフトが集まり紛争が激化する前に子どもたちに届けることができたという。

2021年12月~2022年2月のチルドレン・チルドレンの様子

このギフトボックスは「ハピネス・ボックス(幸せの箱)」と名付けられている。
ウクライナでは、グレゴリオ暦の1月7日にクリスマスを祝う習慣があるためこの前後の期間にプレゼントを届けている。

現在のウクライナは、電力不足が深刻で、停電、断水、インターネットの切断が起こっている。食料や発電機の支援も必要であるが、子どもたちがひとときでも戦禍を忘れ、ホリデーシーズンの喜びを感じられることも大切であるとのことだ。

日本からも子どもたちの幸せの連鎖を起こしていけるよう、ADRAはこのキャンペーンへの参加を呼び掛けているという。

チルドレン・チルドレン from Japanキャンペーン

開催期間:2022年12月28日~2023年1月31日
内  容:日本のお年玉の幸せをウクライナの戦争の影響下にある子どもたちに届ける活動。
お年玉からの寄付や、お年玉としての寄付をウクライナ人道支援活動のために預かり、現地の子どもたち(ウクライナ国内の子どもや国外に避難している子どもたち)には、ギフトバックに入れたお菓子の詰め合わせを届けるという。参加した人には、ウクライナ人道支援に従事している日本人スタッフからのポストカードがエアメールで届く(2月下旬~3月頃を予定)。
参加方法:
①郵送参加
申込サイトから登録の上、お年玉袋に入れた寄付を現金書留でADRA Japanに送る。
②リアル参加
原宿にあるADRA Japan事務所にお年玉袋に入れた寄付を持ち込む方法。
③オンライン参加
インターネットのみで参加できる方法。申込サイトから登録の上、クレジットカードにて。
参加金額:
子どもの場合 1口 1,000円~
大人の場合 1口 3,000円~
(何口でも参加可能。複数口参加した場合でも、エアメールで届くポストカードは一人1枚となる)
※企画の内容はウクライナの情勢により予告なく変更になる場合があるとしている。

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