JAL、「成田市場」で生鮮航空貨物のワンストップ物流を構築 市場と空輸の連携で高速・高鮮度輸送を実現

JALおよびJALカーゴサービス(以下、JCG)は、成田空港に隣接し千葉県成田市が運営する成田市公設地方卸売市場(以下「成田市場」)で、2023年2月1日より生鮮航空貨物の取り扱いを開始することを発表した。

なお同取り組みは、JALグループ中期経営計画ローリングプラン2022で掲げている「品質管理やリードタイム短縮を可能にする生産体制の構築による高単価な貨物需要の取り込み」に向けたものとしている。

JAL、「成田市場」で生鮮航空貨物のワンストップ物流を構築

JCGは、「成田市場」の高機能物流棟(総床面積:1,319㎡)に入居し、国内では初めて「集荷」、「輸出手続き」、「航空コンテナ積付け」の一連のプロセスを温調機能を有した市場内にてワンストップで完結する物流サービスを新たに構築。

これにより収穫や水揚げ当日中での成田空港からの輸送機会が増え、市場と空輸の連携による高速・高鮮度輸送を提供することで、農水産物の輸出拡大に寄与すると共に、地域社会の持続的な発展に貢献していくとのことだ。

ワンストップ物流での高速・高鮮度輸送の一例

■施設概要

所在地:
千葉県成田市天神峰80番地1 成田市公設地方卸売市場 高機能物流棟内
営業開始:
2023年2月1日から(予定)
営業時間:
7:00~21:00、年中無休(予定)
総床面積:
1階A103区画440㎡、2階A203区画879㎡、総床面積1,319㎡
営業内容:
輸出入貨物取扱業務、保税貨物取扱業務(植物・動物検疫は、現在、輸出貨物のみ成田市場で対応可能)、倉庫業務、手倉業務、運輸業務
承認取得:
AEO保税倉庫(特定保税承認者)(申請予定)
登録取得:
倉庫業(現在、申請中)
温調管理:
閉鎖型・定温管理機器完備(18℃~30℃の範囲内で設定可能)
冷蔵冷凍:
市場内の施設を借用(10℃~0℃、-20℃~-30℃、-60℃の3温度帯)

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