日本人こそ取り入れたい、新習慣「ナイトチョコレート」のススメ ~睡眠サポートの新たな必須アイテムとして期待~

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超高齢化社会を迎え、健康寿命を延ばすためにもヘルスケアへの関心がより一層高まりを見せている。バランスのよい食事や運動のほか、最近では睡眠サポート機能のある食品のヒットなど、睡眠の質を高めることに注目している人が多い印象だ。

富士経済社の調査「 H・B フーズの国内市場を総括」によると、健康志向食品やサプリメントなどによる睡眠サポート市場は、今年2022年140億円規模となる見込みで、市場自体の盛り上がりを見せている。人生の3分の1を睡眠に費やしている私たちにとって睡眠の質に向き合うことは、健やかな毎日を過ごすための土台づくりと言っても過言ではない。

本記事では、日本人の睡眠に対する実態と、手軽に取り入れられる睡眠のセルフサポート「ナイトチョコレート」について紹介する。

日本人こそ見直したい睡眠の質

第一三共ヘルスケア社の「働く世代の「睡眠」に関する意識調査」によると、日本では働く世代の約8割が何かしら睡眠についての悩みを抱えているという。そのうち「途中で起きてしまう」が41.6%と最も多い悩みであることが示されている。原因としては「仕事や人間関係によるストレス」(37.2%)を自覚している人が多いようだ。

現在は緩和されつつあるが、コロナ禍による長く続いた行動制限やリモートワークなどの新しい働き方に順応すべく、それまでになかったストレスを感じている人もいるのではないだろうか。

こうしたなか、働きすぎといわれる日本人は睡眠時間が足りていない現状がある。平均睡眠時間は上昇傾向にあるものの、OECD加盟国の平均睡眠時間が8時間25分であるのに対し、日本は最低レベルの平均6時間48分

睡眠が不足することによって、集中力や判断力、記憶力の低下に加え、ストレスの増大、免疫力の低下など、心身にさまざまな悪影響が及ぶ可能性がある。十分な睡眠時間の確保が難しいのなら、睡眠の質を見直してみる必要がありそうだ。

睡眠環境をサポートする「ナイトチョコレート」とは?

睡眠の質が低下すると日中の眠気を引き起こし、ビジネスパフォーマンスにも影響を及ぼしてしまう。

それでは、睡眠時間がなかなか確保できない日本人には、睡眠の質を高めるためにどのような方法があるのだろうか。

脳神経医学の権威でストレス研究の第一人者である酒谷薫氏(東京大学大学院 新領域創成科学研究科)は、まず朝日を浴びることをおすすめしている。朝日を浴びると夜間に眠気を誘うメラトニンの分泌が促されるという。そして、リラックスした状態である副交感神経を優位にすることから、深い呼吸を意識したゆるやかなヨガやストレッチも効果的だと伝えている。

そのほか、適切な入浴、身体に合った快適な寝具、最近では、ルームフレグランスや枕に吹きかけるピローミストといった眠りを意識した香りのグッズも人気が高い。そして、就寝前にはPCやスマホ(ブルーライト)から離れた方がよいことも一般常識として浸透してきている。

これらは、よく聞かれる基本的な行動ではあるが、メカニズムを理解し自分にあった最適な行動をとれるかが重要となるだろう。

さらに、より手軽に始められる方法として、就寝前のチョコレート習慣「ナイトチョコレート」を紹介したい。就寝前にチョコレートを食べる「ナイトチョコレート」は、欧米を中心に広がっている文化だ。チョコレートは、適度な甘さとカカオの香りが気持ちをホッとさせてくれ、夜のリラックスタイムにちょうどよい。

ラグジュアリーホテルでは、ゲストが外出している間にベッドや照明を就寝に適した状態に整えてくれる“ターンダウン”と呼ばれるサービスがある。欧米のホテルではこのターンダウンの際、ベッドサイドにチョコレートを添える習慣があり「ナイトチョコレート」が世に広まるきっかけになったといわれている。

日本にも新常識として浸透しつつある「ナイトチョコレート」に対して、酒谷氏は「カカオの香りがリラックス効果を作用させ、睡眠前のルーティンとしてリラックスする時間を設けること自体も効果があるかもしれない」と話し、新習慣として「ナイトチョコレート」の効果に期待を寄せている。

夜のリラックスタイムに新習慣を

たくさんあるチョコレートの中でも注目なのが、睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)を高めると報告されているγ-アミノ酪酸、通称、GABA(ギャバ)成分を配合した、江崎グリコの機能性表示食品「メンタルバランス®チョコレートGABAフォースリープ」だ。甘い香りでゆったりとした気分になれる〈まろやかミルク〉と、就寝前に嬉しい〈甘さひかえめビター〉の2種類を展開している。ひとくちサイズで食べやすく、1日に3粒が目安。

睡眠環境を整え、睡眠の質を高めることは、日中のビジネスパフォーマンスの向上が期待できる。まずは、睡眠時間をはじめ自分の睡眠がどうであるか、見直すことから始めてみてはいかがだろうか。

<機能性表示食品>届出表示:本品には γ-アミノ酪酸が含まれます。γ-アミノ酪酸には、睡眠の質(眠りの深さ、すっきりとした目覚め)の改善に役立つ機能があることが報告されています。●本品は、事業者の責任において特定の保健の目的が期待できる旨を表示するものとして、消費者庁長官に届出されたものです。ただし、特定保健用食品と異なり、消費者庁長官による個別審査を受けたものではありません。●本品は、疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。●食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。

文:安海まりこ

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