スパークル、空中発射方式によるロケットを開発するAstroXに投資 被災地・福島に創業したスタートアップ企業の挑戦を支援

スパークル spurcle

スパークルは、同社が運営するステージアップファンドを通じてAstroXに投資したことを発表した。

スパークルは、同社が運営するステージアップファンドを通じてAstroXに投資

AstroXは、5年にわたり避難指示区域として居住が制限された福島県南相馬市小高区に創業。プレシードラウンドを通じて合計5,000万円の資金をJ-KISS型新株予約権の発行により調達したという。

スパークルは2020年9月に南相馬市に相双オフィスを開設、同年12月に南相馬市と協定を締結しており、福島県の被災地域で震災後に創業したスタートアップ企業への初めての投資となるとのことだ。

現在、世界の宇宙産業市場規模は年々拡大しており、2040年には約120兆円に達すると予測されている。

小型衛星の打ち上げ需要も年々増加していくと見込まれる一方で、日本国内における小型ロケットの打ち上げ機会の供給は大きく不足し、海外における打ち上げを余儀なくされることが想定されているという。

AstroXは、被災地における宇宙産業の実証環境の整備に地域とともに取り組み始めていることから、被災地・福島がもつ企業の地、実証の地としての可能性を切り拓くことにとどまらず、世界規模の宇宙開発市場に挑戦する企業が被災地から生まれるという大きな成果をもたらすことが期待されているとのことだ。

スパークルは、ステージアップファンドを通じた投資だけでなく、スタートアップ企業の誘致、創業期から伴走支援をすることを通じて、福島の被災地の復興の後押し、ひいては東北における新たな経済循環の構築に向けて引き続き取り組んで行くとしている。

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