ミイダス、上司部下のコミュニケーションに関する効果検証を実施 「コンピテンシー診断」で行動や思考の特性を分析・可視化

総合人材サービス、パーソルグループのミイダスが運営する中途採用サービス「ミイダス」は、職場での人間関係の悩みを抱えている人が多い世の中を背景に、アプリ内サービス「コンピテンシー診断」の機能を使った上司と部下のコミュニケーション改善における効果検証を行い、結果を公表した。

コミュニケーションに関する効果検証を実施

昨今、コロナ禍でテレワークの普及が進んでいるが、2022年7月のパーソル総合研究所の調査によると、テレワーク実施率は正社員で25.6%、従業員のテレワーク継続希望率は80.9%と過去調査で最高となっていた。

従業員のテレワーク継続希望率

なお、テレワーク普及にあたって行われた施策として、「上司との1on1などの定期面談の機会の増加」は25.9%で、4人に1人がテレワークのはたらき方において上司、部下のコミュニケーションの頻度を増やす取り組みを行っていたという。

しかし、職場での悩みについて「人間関係」を挙げる人が依然と多く、社内コミュニケーションには課題が多くあるのが現状。

この問題を解決するため、ミイダスは個人のビジネス上の思考性や考え方などの特徴を数値化・可視化することができる、ミイダスアプリ内サービス「コンピテンシー診断」の機能を使った上司部下のコミュニケーションにおける効果検証を行ったとのことだ。

■社内コミュニケーション向上のカギは、自分や相手の「データ」に基づいた客観的理解

同取り組みでは、コンサルティング・システム開発・Web制作事業を展開するLIGが協力し、ミイダスの「コンピテンシー診断」を活用した1on1面談で、上司部下のコミュニケーションに変化が見られるかの効果検証を実施。

LIGは上司と部下のコミュニケーションに課題を抱えていたが、「コンピテンシー診断」の結果から部下の特徴を客観的に理解した上で、コミュニケーションを取ったところ、面談内容を充実させることができ、メンバーからポジティブな反応を得ることができたとのことだ。

「コンピテンシー診断」は採用手法のみならず、人の繋がりを深めることに効果があり、人材育成などの組織のマネジメントに活用できることが立証されたとしている。

「コンピテンシー診断」は採用手法・人材育成などの組織のマネジメントに活用できることを立証

ミイダスの「コンピテンシー診断」は、書類や面接ではわからない行動や思考の特性を分析し、可視化することができる診断。160問ほどの設問に答えることで、パーソナリティ、ストレス要因、上下関係適性、マネジメント資質など41項目を10段階で数値化できるという。

「コンピテンシー診断」を自社の社員が受診し、結果を集約すれば、活躍する人材にどのような特性があるかを把握できるため、今まで曖昧だった自社で活躍・定着する人材のタイプを分析可能となっている。

また、ミイダスでは自社で活躍する人材の特徴と同じような特徴を持つ求職者にスカウトを送り、採用することができるとのことだ。

「コンピテンシー診断」

ビジネスシーンで活用しやすい具体的な特徴が、社員個人や組織単位でわかるため、自社の社風を明確に把握することが可能となり、採用だけでなく人材育成や人材配置などにも幅広く活用可能。

なお、コンピテンシー診断は導入企業の担当者が自身で分析可能なサービスとなっているが、使用方法が分からない人でも、無料公開された動画を参考にすることで、社内コミュニケーションや人材育成に役に立つヒントを得ることができるとのことだ。

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