高級ホテル・旅館の予約サイト「一休.com」などを運営する一休は、今後の事業拡大を見通し、本社を東京都港区赤坂から千代田区紀尾井町へと移転したことを発表した。
一休は、1998年の創業以来、「こころに贅沢させよう。」をコンセプトに掲げ上質なサービスを提供し、2016年にはヤフー(現Zホールディングス)の傘下となってグループ会社間の相乗効果を活かして事業を展開。
コロナ禍においては、基幹事業の「一休.com」をはじめ、「Yahoo!トラベル」「一休.comレストラン」「一休.comスパ」等の既存サービスが着実に売上を伸ばし成長を維持してきたという。
また、今年度は3つの新規事業(「YADOLINK」「一休.comお取り寄せ」「一休.comふるさと納税」)を立ち上げており、今後のさらなるビジネス拡大を見込み、より広く自由度の高いオフィス環境を整備するため、本社の移転に至ったとのことだ。
■新オフィスのコンセプト
コンセプトは、「ハイブリッド」「サステナビリティ」の2つとなっている。
「ハイブリッド」
同社は2022年4月に働き方を刷新し、オフィスワークとリモートワークのハイブリッド制を導入。従業員がより高いパフォーマンスを発揮できるよう、オフィスワークの日を職種ごとに週1・3・5回に分けているという。
移転後の座席は、出社回数に応じて、フリーアドレス・グループアドレス・固定席の「ハイブリッド」とし、オフィス勤務時には従業員同士が円滑にコミュニケーションを取れるよう設計。また、スピード感のある事業展開にフレキシブルな適応ができるレイアウトも、新オフィスの特徴としている。
「サステナビリティ」
Zホールディングスグループで取り組む「サステナビリティ」の一環として、Reduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)の「3R」を目指したという。
新オフィスは、これまでヤフーの本社オフィスの一角として利用されていたため、そこで使われていたテーブルや椅子などの什器を譲り受けることで、廃棄物の削減と資源の再利用を実現したとのことだ。
■新オフィス概要
所在地:
〒102-0094東京都千代田区紀尾井町1-3東京ガーデンテラス紀尾井町紀尾井タワー10階
交通アクセス:
東京メトロ「永田町駅」直結/「赤坂見附駅」徒歩2分
営業開始日:
2022年12月5日