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⾷を主要テーマにさまざまな調査・研究を⾏い、その成果や提⾔を広く発信するぐるなび総研は、今年の⽇本の世相を反映し象徴する⾷として、2022年「今年の⼀⽫®」に「冷凍グルメ」を発表した。
「今年の⼀⽫®」は、優れた⽇本の⾷⽂化を⼈々の共通の遺産として記録に残し、保護・継承するために2014年に開始、今回で9回⽬となる。
ぐるなびは、飲⾷店情報サイト「ぐるなび」の総掲載店舗約50万店、総有料加盟店舗46,222店(2022年9月時点)が発信する⼀次情報と、2,304万⼈(2022年10⽉1日時点)のぐるなび会員、月間4,100万⼈(2021年12⽉時点)のユニークユーザーの閲覧履歴や⾏動履歴などを掛け合わせて分析したビッグデータを保有しているという。
2022年「今年の⼀⽫®」では、そのビッグデータから、検索数や上昇率などの⼀定条件を満たした40ワードを抽出。それらを選択肢として、ぐるなび会員を対象にアンケートを実施し、30ワードを抽出。
さらにメディア関係者による審査の得票数を加味し、4つのノミネートワードを選定するという。
その中から、その年に流⾏または話題になったこと、その年の社会の動きと関係が深く世相を反映していること、⾷⽂化の記録として後世に受け継ぐ価値があること、の3つの条件を満たしていることを「今年の⼀⽫®」実⾏委員会にて確認して、「冷凍グルメ」を2022年「今年の⼀⽫®」として承認・決定したとのことだ。
2022年「今年の一皿®」「冷凍グルメ」
【選定理由】
・コロナ禍で飲食店への急速冷凍機の導入が加速し、レストランのメニューをそのまま再現した冷凍グルメが誕生した。
・飲食店でオリジナルの冷凍商品の開発が進んだことでバリエーションが豊富になり、店頭や自動販売機など購入方法も多様化し消費者から支持を得た。
・保存性やフードロス削減の観点でも社会変化に対する柔軟性が高く、今後の日本の食文化においてより一層不可欠な存在になると考えられる。
特別賞「乳酸菌飲料」
【選定理由】
・これまでは「整腸作用」や「抗肥満」へのニーズが高かったが、近年のストレス社会で「睡眠の質改善」「ストレス緩和」といったキーワードが注目され、さまざまな企業が効果を謳った商品を提供した。
・多数のメディアに取り上げられたことによりSNS上で話題になり、商品が入手困難になるなど社会現象が起きた。
ノミネート「ガチ中華」
【選定理由】
・海外旅行が制限される中、在日中国人向けに本場の中国料理を提供する飲食店が、現地の味や雰囲気を求める日本人のニーズとも合致し話題になった。
ノミネート「プラントベースフード」
【選定理由】
・食の多様性が求められるようになり商品のバリエーションが増え、飲食店でも提供されるようになった。
・サステナブルな食品として注目を浴び、更なる発展が期待される。
■2022年「今年の一皿®」開催概要
主催:ぐるなび総研、「今年の一皿®」実行委員会
共催:ぐるなび
後援:農林水産省、文化庁、国土交通省観光庁、日本政府観光局(JNTO)