愛知県豊橋市は、2021年11月6日に2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティとよはし」を目指すことを宣言した。さらなる温室効果ガスの排出削減を目指すため、市内の公共施設へ太陽光発電設備等を導入し、施設へ電力を供給する民間事業者を募集すると発表した。
2050年ゼロカーボンシティの実現に向けて、市有施設へ再生可能エネルギー設備を導入することで、使用電力の再生可能エネルギー化を進めるという。
これにより、温室効果ガスの排出を大幅に抑制し、災害などの停電時でも施設へ電力を供給できるようにするなど、地球に優しく災害に強いまちを目指すとしている。
今回は3つの施設に太陽光発電設備等を設置し、施設へ電力を供給する事業者(PPA事業者)を募集。事業者は公募型プロポーザルで決定するという。
▶︎対象施設
・保健所・保健センター(屋上活用など)
・ライフポートとよはし(駐車場活用など)
・豊橋総合動植物公園(駐車場活用など)
事業者は令和5年度中に設備を導入し、設置した太陽光発電設備等による電力を施設へ供給。事業期間は20年間。
▶︎PPA事業について
・PPA事業者は施設の屋根やカーポートなどに太陽光発電設備等を設置し、運用・管理。
・市は設備の設置場所を貸し、そこで発電された電力を使用。電気代をPPA事業者に支払う。
・PPA事業者は設置費用及び運用・管理費用を、市からの電気代で回収する。
豊橋市市有施設への再生可能エネルギー等導入事業 概要
【事業内容】
①再生可能エネルギー発電設備等の設置(施工)、運用、維持管理
②発電した電力を施設へ供給
③停電時の電力供給
※詳細は実施要領、仕様書に記載。
【事業対象施設】
・保健所・保健センター(愛知県豊橋市中野町字中原100番地)
・ライフポートとよはし(愛知県豊橋市神野ふ頭町3番地22)
・豊橋総合動植物公園(愛知県豊橋市大岩町字大穴1番地の238)
【事業期間】
設備導入:令和5年度を想定(目的外使用許可の始期から当該年度末まで)
運転開始日:令和5年度中を想定(市と協議の上決定)
運転期間:運転開始日から20年間(令和25年度まで)
【スケジュール】