茨城県水戸市とNTT東日本、道路占用申請のオンライン化に向けた検証開始 業務時間やコスト軽減で効率化を実現

水戸市と東日本電信電話 茨城支店(以下、NTT東日本)は、従来紙と対面で行っていた道路占用申請について、NTT東日本が開発したシステムを活用したオンライン化に向けて検証を開始することを発表した。

これは、2021年に締結した「道路管理関連業務高度化実証に向けた共同検討に関する協定」に基づき、共同して検討を進めた結果とのことだ。

水戸市とNTT東日本

道路占用許可業務は、現在対面での申請書の提出と許可書の交付にて行っており、「窓口における対面型の申請による時間的制約」「紙媒体による手続きのため書類の管理コストの発生」「占用物件の情報を紙で管理していることによる情報確認作業の稼働」が課題として挙げられるという。

道路占用許可業務をオンライン化(道路占用申請Webを構築)することで、「時間にとらわれない申請と許可の実現」「Web化による紙の管理コストの軽減」「情報検索の効率化による稼働減」が図られ、自治体(道路管理者)と事業者(道路占有者)において、行政サービスの向上と業務の効率化が実現できると考えているとのことだ。

道路占用許可業務における課題と解決策

■検証概要

道路占用許可申請から許可書発行までの一連の手続きのオンライン化に向け、「道路占用申請Web」を構築し、その効果を検証。

検証対象:
水戸市役所 道路管理課とNTT東日本における道路占用許可申請業務

検証開始時期:
2022年11月29日開始

NTT東日本は今後、同トライアルで得られた知見により、他自治体や他事業者にも展開することを進めていき、道路占用許可業務の効率化を目指していくとのことだ。

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