沖縄県石垣市とカーシェアプラットフォーム「Anyca(エニカ)」を運営するDeNA SOMPO Mobilityは、石垣市の関係人口の創出と、移動に関する課題を地域住民が所有するクルマの活用によって解決を目指すことで合意し、包括連携協定を締結したと発表した。

石垣島、Anycaと地域住民のクルマ活用で自由な移動を推進 島内モビリティの課題解決へ 包括連携協定を締結

主な包括連携協定の目的は以下の通り。
1.石垣市の関係人口を対象とする交通移動手段の多角化
2.「持続可能かつ自由な石垣市内の移動手段」の確立
3.石垣市民と関係人口との交流機会の創出

両者は包括連携協定を基に、石垣市内でDeNA SOMPO Mobilityが提供しているカーシェアアプリ「Anyca」を活用する予定であるとのことだ。

【具体的な連携項目内容(予定)】

1.石垣市の関係人口を対象とする交通移動手段の多角化
・関係人口に向けた、​石垣市公用車のカーシェア提供
・石垣市内での「Anyca Official シェアカー」の展開 ※詳細は決まり次第お知らせします

2.「持続可能かつ自由な石垣市内の移動手段」の確立

3.石垣市民と関係人口との交流機会の創出
・市民が所有するクルマのAnycaへの登録に関する市民向け説明会を開催
・市民が所有するクルマのAnycaへの登録や、カーシェア実施の際のサポートを提供

石垣市では、長期滞在やワーケーションなど、1年間に幾度となく島へ訪れる関係人口と呼ばれる人がいる。これら関係人口にとって、島内の移動手段としてバス・レンタカー・タクシーなどが必要不可欠となっているという。

しかし、令和4年の夏場以降、島内の観光需要が急激に回復する中、拡大した需要に対してこれまで通りの供給体制が追いつかず、関係人口の移動手段の需要と供給のバランスが不均衡という現象が発生したとのことだ。

そこで、DeNA SOMPO Mobilityが提供しているカーシェアアプリ「Anyca」へ石垣市の地域住民のクルマを登録し、カーシェアリングとして活用することで、関係人口の移動の課題解決を図るという。

■石垣市役所で公用車のカーシェアを開始

関係人口の移動の課題を解決するため、そして地域住民のカーシェア利用促進のために、まずは石垣市の公用車2台を土日祝日のうち、公用での利用がない場合に限りアプリ上でスケジュールを解放し、カーシェア車両として利用できる取り組みを2022年12月3日開始予定で準備しているとのことだ。

・場所:石垣市役所 敷地内駐車場 〒907-8501 沖縄県石垣市真栄里672
・シェア可能曜日:土日祝日(金曜日午後5時30分〜6時シェア開始、月曜日午前8時30分〜9時の返却で予約可能)
・台数/車両詳細:2台
 マツダ ビアンテ ¥6,200/24時間※
 日産  セレナ  ¥2,900/24時間※
・利用方法:個人のスマートフォンに「Anyca」のアプリをダウンロードし、会員登録後に予約。鍵の受け渡しは石垣市役所にて対面で行う。
※2022年11月28日時点の共同使用料。
※利用には、共同使用料の他に保険料、燃料代、契約料(100円)などが必要となる。

■地域住民向けのサポート会を実施

地域住民と関係人口の方がより良いカーシェアリングをおこなえるよう、Anyca登録におけるサポート会を開催。
・開催日時:
 ①12月9日19:30-21:30
 ②12月10日10:00〜12:00
 ③12月10日13:00-15:00
・会場:大濱信泉記念館 住所:沖縄県石垣市登野城2-70
・参加申し込み方法:Anycaアプリ/Webサイトより申し込み(当日来場での参加も可能)