ヤフーは、官民協働で運営する刑事施設「喜連川社会復帰促進センター」において、栃木県さくら市、小学館集英社プロダクションと連携し、受刑者を対象とした、ネットストアの開設・運営に係る職業訓練「ネット販売実務科」を実施すると発表した。
男子受刑者9名を対象として職業訓練を行い、受刑者が実践的なカリキュラムを通じてeコマースを学ぶことで、専門知識およびネットストアを運用するスキルの習得を目指すという。
また、ネットリテラシーやコミュニケーションについても習得することにより、よりスムーズな社会・職場適応および就労の継続を目指すとのことだ。
本日から4か月をかけて学び、最終日の2023年2月7日には、訓練で制作した成果物(ストアサイト)の発表会を行う予定となっている。
同職業訓練は、喜連川社会復帰促進センターおよびその周辺地域におけるSDGsの実現につながる取組の一環として、企業の社会貢献事業の推進、地方公共団体の地方創生、官民連携による再犯防止を目指すものであり、受刑者に対して、社会復帰後に有用な教育や職業訓練の機会を付与し、再犯防止に資する取組み。
カリキュラムの中で、「Yahoo!ショッピング」用ストアサイト内にさくら市の「道の駅きつれがわ」のストアサイトを開設し、これを通じて、積極的にさくら市の特産品等の地産外商を推進し、地方創生を支援するとしている。
なお、同職業訓練は、美祢社会復帰促進センターに続いて2施設目の実施となる。