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ワーキングママのキャリア支援事業を展開するmogは、ワーママがキャリアの可能性を広げる場所「ママノバ」に登録したワーママを対象に育休について調査し、結果を公表した。
■育休長期化。子ども1歳以降に復職が半数以上に
直近で取得した育休期間を聞いたところ、「6〜12か月」が39%、「12〜15か月」が38%でほぼ同じ割合となった。
2019年に同社が調査したワーママ100人アンケート~育休編~では、育休を「取得していない」を含む6か月未満が30%だったが、今回は4%という結果に。
また前回は全体の3割ほどだった1年以上取得した人が、今回は6割ほどと大きく増加し、育休期間が長期化していることが明らかとなった。
■子ども1歳以降の復職が最多に。コロナの影響などによる育休延長も目立つ
復職を決めたタイミングを聞いたところ、「4月の保育園入園のタイミング」が7割以上という結果となった。
このうち、1歳クラスで入園したのが38%、0歳クラスで入園したのが32%で、1歳以降での復職が多いことが分かった。
待機児童が多かった頃は、入園しやすい0歳児のうちにという人が多くいたというが、今は1歳やそれ以降の年齢で4月入園を決めるというママが多くを占めるようになったとのことだ。
■育休長期化と同時に増えるキャリアへの不安
育休の長期化にも伴い、ママノバ利用者からはキャリアへの不安や悩みの声も聞こえてくるという。仕事から長期的に離れると、スキルや知識の停滞を感じて復職に向けた不安も大きくなりがち。
育休長期化に加え、夫婦で育休を取得する家庭も増えているため、夫婦でキャリアにプラスにするための活動に挑戦するケースも増えているとのことだ。
【調査概要】
・調査期間:2022年10月1日~31日
・調査機関(調査主体):自社調査
・有効回答数(サンプル数):80
・調査方法(集計方法、算出方法):登録者へのWebアンケート