メルカリは、フリマアプリ「メルカリ」の累計出品数が2022年11月に30億品を突破したことを発表した。
なお、同数字は2013年7月のサービス開始から約9年半で達成したとのことだ。
メルカリは、「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」ことをミッションに、誰かにとって不要になったモノが、他の誰かの役に立つマーケットプレイスを創ることで、限られた資源を循環させる豊かな社会の実現を目指してきたという。
サービス開始以来、スマートフォン1つで売買できる手軽さや売れる楽しさ、掘り出し物を探して買う楽しさのほか、利用者に安心して「メルカリ」を利用してもらうためのカスタマーサービス体制の整備やサービス・機能の拡充を行ってきたとしている。
これまでの累計利用者数は約4,800万人、2022年10月には月間利用者数も2,075万人を突破。
また2022年は、資源高騰と円安による物価上昇の影響もあり、家計の負担を減らすべく、節約意識の増加に加え、購入するものを厳選するといった消費者の動きが見られたという。
そのような社会背景もあり、「メルカリ」でも活用シーンが多様化し、これまで人気の高かったホビー・エンタメグッズやアパレルに限らず、農家産直品の食品がお得に買える「メルカリShops」を通じて「野菜」や「果物」を購入するなど、節約ニーズ、こだわり消費に起因する購買行動の変化が見受けられるとしている。
また、中古品への抵抗感の減少やエシカル消費への関心の高まりから、一度しか使わない、一時的に必要なものだからこそ中古品がいいという声を受け、「メルカリ」は利用者の多様な価値観やニーズに対応すべく、プロダクト開発の強化を行ってきたとのことだ。
ほかにも、メルカリはマーケットプレイスの基本原則に定めた「安全であること」「信頼できること」「人道的であること」に基づき、様々な一次流通企業との対話や連携強化、教育プログラム「mercari education」の運営など、利用者に適切な情報を提供していくことで、誰もが安心して参加できるマーケットプレイスの構築に注力してきたという。
メルカリは、今後もモノと価値を循環させる環境を構築し、利用者が楽しく、また安心・安全に利用できるマーケットプレイスとなるために精進していくとのことだ。