英国初、コーンウォール宇宙港が事業者ライセンスを取得。Virgin Orbitの打ち上げに向け前進【宇宙ビジネスニュース】

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11月16日、イギリス政府は南西部にある「スペースポート・コーンウォール」が国内で初めてスペースポートのライセンスを取得したことを発表しました。

イギリスは2018年に「宇宙産業法」を制定しました。宇宙産業法により、イギリスでスペースポート事業を行うには、安全性や環境への負荷などについての評価を受け、ライセンスを取得することが必要になりました。必要な対応が明確になることで、事業者はスペースポート開港に向けた見通しを立てやすくなるメリットがあります。また、免許制度は宇宙飛行事業者向けにも導入されています。

運輸大臣のマーク・ハーパー氏は、

「Virgin Orbitの打ち上げ計画は、宇宙飛行の未来に向けて、宇宙先進国としての我々（イギリス）の立場を強化するものであり、宇宙飛行の分野での成長と革新を促進し、何千もの雇用とアプレンティスシップ（職業実習訓練）を創出できます」

とコメントしています。

スペースポート・コーンウォールを巡っては、すでにアメリカで商業輸送を成功させているVirgin Orbitが打ち上げに向けてイギリス政府にライセンスを申請しています。今回スペースポート・コーンウォールがスペースポートのライセンスを取得したことで、イギリスでのVirgin Orbitの打ち上げに向けて一歩前進したと言えるでしょう。