楽天、「楽天ドローンゲートウェイ」提供へ ドローンの飛行情報やパイロット・企業間での仕事支援プラットフォーム

楽天グループ(以下、楽天)は、ドローン飛行・仕事支援プラットフォーム「楽天ドローンゲートウェイ」の本格提供開始を発表した。

楽天ドローンゲートウェイ

同サービスは、ドローンに関わるすべて人々の入り口(ゲートウェイ)となることを目的に、仕事支援と飛行支援の2つの機能を提供するウェブサービス。

仕事支援機能は、空撮、調査・点検などの求人募集を掲載することができ、ニーズに合うドローンパイロット探しから仕事の依頼までを一括して行うことが可能としている。

ドローンを活用したビジネスを行う企業や個人は、同サービスにおける発注元審査の完了後に、業務内容や報酬などの募集要項を作成することができるという。

また、仕事を探すドローンパイロットは、身分証明書や資格証明書などの必要書類を提出のうえ、プロフィール情報を登録することで、ドローン飛行関連の仕事を探し、募集要項を確認して簡単に応募することが可能。

仕事支援機能

なお、ドローンパイロットへの報酬は、仕事依頼者である企業や個人からの業務完了後、楽天から支払われるとのことだ。

また飛行支援機能は、操縦時に必要となる飛行禁止空域やフライト予定地の地図や地形、航空写真等の様々な情報を含むフライトマップ、天気予報や雨雲レーダーなどの気象情報といった、これまでドローンパイロットがそれぞれ確認する必要があった情報をまとめて提供することで、業務の効率化を支援するとのことだ。

【左】フライトマップ【右】雨雲レーダー

昨今、ドローンの利活用は様々な分野にひろがり、2022年6月には無人航空機の機体と所有者の登録制度が開始され、同年12月には操縦者の国家ライセンス制度の開始が決定されるなど、国によるドローン飛行についての環境整備の動きも見られている。

楽天はこれまで、「楽天ドローンアカデミー みなかみ校」や楽天のグループ会社であるSKY ESTATEが運営する「Drone Biz School 東京校」において、ドローンパイロット育成の取り組みを実施。

また、楽天モバイルの基地局点検、マンションやオフィスビル等の建物外壁調査、建物屋根部の高所損害調査など、様々な領域においてドローンを活用したサービスを提供しているという。

楽天は今後も、ドローンに関連するサービスの提供やドローンパイロットの育成およびサポートを通じて、ドローン市場のさらなる拡大に貢献していくとのことだ。

■「楽天ドローンゲートウェイ」概要

サービス名:
楽天ドローンゲートウェイ

利用方法:
スマートフォンまたはパソコンのブラウザから、ウェブサイトにアクセス。
※飛行禁止空域のフライトマップ以外の機能を利用する際には、楽天IDでのログインが必須となる。

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