楽天グループ(以下、楽天)は、運営するオンライン書店「楽天ブックス」、電子書籍ストア「楽天Kobo電子書籍ストア」、電子雑誌読み放題サービス「楽天マガジン」、定額制の音楽聴き放題サービス「Rakuten Music」、動画配信サービス「Rakuten TV」を対象に集計した「2022年 エンタメ年間ランキング」を発表した。
・「楽天ブックス」2022年 年間総合ランキング
「Nintendo Switch(TM)」用のゲームソフト『スプラトゥーン3』が総合1位に。同作品に「楽天ブックス」限定特典が付属した商品もランクイン。名作コミック『ONE PIECE』の人気も継続
・「楽天ブックス」2022年 年間洋画DVD・ブルーレイランキング
『トップガン マーヴェリック』は、予約販売を開始した9月8日から7週連続で「楽天ブックス」洋画部門1位を獲得し、年間洋画DVD・ブルーレイランキングでも1位を獲得
・「楽天Kobo電子書籍ストア」2022年 年間総合ランキング
映画公開の影響を受け、『キングダム』や『ONE PIECE』など人気コミックが上位にランクイン
・「楽天マガジン」2022年 年間総合カテゴリー別閲覧数伸長率ランキング
「国内旅行ガイド(ムック)」カテゴリーが総合1位に。2021年と比較して閲覧数が約1.6倍に伸長
・「Rakuten Music」2022年 年間総合ランキング
TVアニメ『SPY×FAMILY』の主題歌、Official髭男dismの『ミックスナッツ』が1位を獲得。TVアニメ『「鬼滅の刃」遊郭編』や映画『ONE PIECE FILM RED』の主題歌も上位にランクイン
・「Rakuten TV」2022年 年間総合ランキング
アジアBL作品がトップを占拠する中、日本発のBLドラマ『オールドファッションカップケーキ』が初ランクイン。国内BLの人気の高まりに期待
各ランキングの詳細は以下の通り。
■「楽天ブックス」2022年 年間総合ランキング
・集計期間: 2022年1月1日~2022年10月20日
・集計方法: 「楽天ブックス」での販売数をもとに集計(予約販売数を含む)
・「楽天ブックス」2022年 年間総合ランキング
URL : https://books.rakuten.co.jp/event/best-ranking
「楽天ブックス」年間総合ランキングで1位となったのは、初心者でも楽しめるゲームであることから話題を呼び、前作の『スプラトゥーン2』の約8倍の売り上げとなったゲームソフト『スプラトゥーン3』。
また、同作品に「楽天ブックス」限定特典が付属した商品も8位にランクインし、高い人気を集めたという。2位にランクインした『「Johnny’s Festival 〜Thank you 2021 Hello 2022〜」(通常盤Blu-ray 初回プレス仕様)【Blu-ray】』は、3位だった上半期ランキングから順位を上げているという。
さらに、ジャニーズ事務所所属アーティストであるSnow Manが3作品(5位、7位、10位)ランクインし、人気の高さがうかがえる。また、3位と4位には、「週刊少年ジャンプ」の名作コミック『ONE PIECE』の102巻と103巻がそれぞれランクインし、根強い人気が継続しているとのことだ。
■「楽天ブックス」2022年 年間洋画DVD・ブルーレイランキング
・集計期間: 2022年1月1日~ 2022年10月20日
・集計方法: DVD/ブルーレイカテゴリー「洋画関連部門」の販売数をもとに集計
・「楽天ブックス」2022年 年間洋画DVD/ブルーレイランキング
URL: https://books.rakuten.co.jp/event/best-ranking/?junle_id=9
2022年の「楽天ブックス」年間洋画DVD・ブルーレイランキングのトップ10には、コロナ禍で国内外において公開が延期となりながらも、公開後には大ヒットした映画シリーズが並ぶ結果に。
1位は1986年公開の世界的ヒット作『トップガン』の36年ぶりの続編として今年公開され、全米興行収入歴代5位を記録した『トップガン マーヴェリック』がランクイン。予約販売を開始した9月8日から7週連続で「楽天ブックス」洋画部門1位を獲得。
また、前作の『トップガン』も、『トップガン マーヴェリック』の公開前と比較して売り上げが約7倍に伸長し、4位にランクイン。続編をきっかけに、前作の需要が高まったことがうかがえる。
2位にはトム・ホランドが主演を務める「スパイダーマン」の「ホーム」シリーズ三部作の最終章『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』、3位にダニエル・クレイグが長年主演を務め、自身の最終作となった『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』、9位に約18年ぶりの続編『マトリックス レザレクションズ』など、話題作がランクインしている。
■「楽天Kobo電子書籍ストア」2022年 年間総合ランキング
・集計期間: 2022年1月1日~ 2022年10月20日
・集計方法: 「楽天Kobo電子書籍ストア」での販売数をもとにシリーズごとに集計 ※雑誌を除く
『呪術廻戦』の高い人気が今年も継続し、2021年の年間総合ランキングに続き、2年連続で総合1位に。2位と3位にランクインしたのは、ともに7月に映画版が公開された『キングダム』と『ONE PIECE モノクロ版』。
また、4月にアニメ放映が開始された『アオアシ』も6位にランクイン。映画公開やアニメ化によって注目を集め、原作コミックの人気が加速する傾向が続いている。
■「楽天マガジン」2022年 年間総合カテゴリー別閲覧数伸長率ランキング
・集計期間および集計方法: 2021年1月1日〜2021年10月31日と2022年1月1日〜2022年10月31日の期間の、取扱雑誌・ムック各号の閲覧数をもとにカテゴリーごとの伸長率を独自に算出
「楽天マガジン」の年間総合ランキングでは、「国内旅行ガイド(ムック)」カテゴリーが1位、「グルメ・トラベル」カテゴリーが5位に。この結果からは、新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴う行動制限が緩和されたことによる旅行やお出かけ需要の拡大がうかがえる。
また、「ヘア・ビューティー」カテゴリーが3位にランクインし、外出機会の増加による身だしなみへの関心の高まりもうかがえる結果となったとのことだ。
■「Rakuten Music」2022年 年間総合ランキング
・集計期間: 2022年1月1日~ 2022年10月20日
・集計方法: 「Rakuten Music」での楽曲ごとの再生ユニークユーザー数を集計
・「Rakuten Music」2022年 年間総合ランキング:
https://music.rakuten.co.jp/news/award/seasonal/2022/year/
・同ランキングプレイリスト:
https://music.rakuten.co.jp/link/playlist/23814740/
「Rakuten Music」年間総合ランキングで1位に輝いたのは、Official髭男dismの『ミックスナッツ』。『ミックスナッツ』は、「楽天Kobo電子書籍ストア」部門で5位にランクインした『SPY×FAMILY』のTVアニメシリーズのオープニング主題歌。2022年4月15日にリリースされた楽曲で、上半期ランキングではトップ10にランクインしていなかったにも関わらず、年間総合ランキングでは首位を獲得。
さらに、TVアニメ『「鬼滅の刃」遊郭編』のオープニングソングであるAimerの『残響散歌』や、ミュージカル要素を取り入れ話題になった映画『ONE PIECE FILM RED』の主題歌であるAdoの『新時代(ウタ from ONE PIECE FILM RED)』、映画『劇場版 呪術廻戦0』の主題歌のKing Gnu『一途』もランクインし、トップ10のうち4つを映画やアニメの主題歌が占める結果となった。
また、2位にランクインしたback numberの『水平線』や、4位にランクインしたSEKAI NO OWARIの『Habit』は、SNSを中心に下半期から人気を集めたという。
■「Rakuten TV」2022年 年間総合ランキング
・集計期間: 2022年1月1日 ~ 2022年10月20日
・集計方法: 「Rakuten TV」での売り上げ金額をもとに集計(ライブ配信作品を除く)
「Rakuten TV」年間総合ランキングでは、中国ドラマ『山河令』が1位を獲得。男性同士の熱い友情を描いた「ブロマンス」と「時代劇」を掛け合わせた作品で、今年の上半期ランキングに引き続き人気が継続しているという。
また、中国・韓国・台湾・タイ発のBL・ブロマンスドラマがランキング上位を占める中、初めて日本発のBL作品がトップ10にランクイン。今回ランキング初登場となった日本発BLドラマ『オールドファッションカップケーキ』は、オフィスで展開するラブストーリー。
原作漫画はシリーズ累計50万部の売上を突破した人気BL作品で、2022年6月の配信スタートから圧倒的な人気を誇っているという。日本発のBLドラマについては、楽天がドラマプロデュースを手掛け、2022年10月から配信している『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』も10月の月間総合ランキングで1位を獲得しており、国内BLの人気の高まりがうかがえるとのことだ。