東京ガスエンジニアリングソリューションズ(以下、TGES)は、今回、本田技研工業(以下、Honda)とHonda熊本製作所におけるリチウムイオン蓄電池と太陽光発電の導入事業の基本合意契約を締結したと発表した。

同事業は、TGESがHonda熊本製作所に国内の工場向けでは最大規模となるリチウムイオン蓄電池(20MWh)と太陽光発電設備(屋根置き型1,200kW・カーポート型800kW)を、顧客の初期投資を必要としないエネルギーサービス方式で導入するという。

また、2021年10月より運用中の太陽光発電設備(屋根置き型3,800kW)と連携し、再生可能エネルギーの利用拡大を実現するとのことだ。

休日等、太陽光発電設備の発電量が電力需要を上回る時間帯に蓄電池を充電し、夜間等に蓄電池から電力を供給することで、再生可能エネルギー由来の電力を無駄なく活用することができる。

あわせて、TGESが運営する遠隔監視センターから24時間365日遠隔監視を行い、設備の停止につながる予兆を監視し、予防保全も迅速に対応することで、設備の安定稼働を図るという。

2023年度末までの増設を計画している太陽光発電設備(カーポート型1,200kW)を含めると太陽光発電設備の容量が7,000kWに達し、リチウムイオン蓄電池と組み合わせることで年間約3,300tのCO2排出量削減を見込んでいるとのことだ。

TGESは、自らがユーザーとして蓄積してきた知見と多くのエンジニアリング事業で培ったユーザーズ・ノウハウに基づき、設計施工・保守管理まで一貫したソリューションを提供している。

今後も、ユーザーの様々な課題解決を通じて、レジリエンスの向上や脱炭素社会の実現に貢献していくとしている。

TGESによる導入設備