ALSOKは、2022年12月1日から、「ALSOK安否確認サービス(アプリ版)」の提供を開始すると発表した。
メール配信に加え、アプリによる「プッシュ通知」機能を搭載し、安否確認対象者へ配信が到達しやすくなったという。さらに、配信メッセージに災害時の行動マニュアルや、BCPマニュアル等の資料添付ができるため、資料の再周知など様々なシーンで活用できるとのことだ。
また、地震発生時の自動配信はもとより、局地的豪雨等の警報時においても自動配信できる安心のサービスとなっている。
1.「ALSOK安否確認サービス(アプリ版)」のイメージ
① 気象庁発表データによる自動配信、管理者による手動配信
② 対象者に、安否確認通知(メール・プッシュ通知)を送信
③ 自身の安否状況を登録
④ 管理者により確認(家族間の安否確認は、家族間のみで確認可能)
2.ALSOK安否確認サービス(アプリ版)」料金(税込)
100名まで。初期費用55,000円、月額19,800円
500名まで。初期費用55,000円、月額37,400円
1,000名まで。初期費用55,000円、月額48,400円
※上記料金は一例。
3.販売エリア
全国(一部離島、山岳部等を除く)
4.「ALSOK安否確認サービス(アプリ版)」の内容
写真の投稿、音声の投稿
安否情報を登録(回答)する際に、撮影した現場の写真や、録音した音声を添付することができ、現場の状況を管理者に知らせることができる(任意)。
TwitterとJ-anpiとの連携
回答情報がTwitterとJ-anpiにも連携できるため、会社外の友人や身内が安否情報を確認できる。
GPS機能による位置情報の共有
安否情報を登録(回答)する際に、居場所を報告することができる。災害時被災した従業員の位置情報を確認できることは、その後の初動にも大きく影響するという。※位置情報の送信はユーザーによる任意報告。
地震以外の災害にも対応
地震による自動配信に加え、津波警報・注意報・予報、噴火警報・予報、土砂災害警戒情報、記録的短時間大雨情報、指定河川洪水予報、竜巻注意報、気象特別警報においても自動配信ができるため、手動でよくある配信遅れもなく、いち早く状況把握ができる。
防災マニュアルやBCPマニュアルを配布
災害マニュアルを準備していても、災害時に活用できないと意味がないとし、安否確認配信にマニュアルを添付することで、災害時それぞれが何をするか、しないといけないかが周知でき、BCPにも役立つという。
安否確認通知方法
メール配信に加え、アプリケーションによるプッシュ通知により、メール遅延が発生しても安心。
家族の安否もALSOK
標準機能として1ユーザーあたり6名の家族まで安否確認を利用可能。位置情報や、写真、音声録音の添付も同様に使え、その内容は、家族のみで確認ができる(管理者でも家族安否の情報は確認できない)。
5.背景
近年、自然災害が増加傾向にあり、地震以外の自然災害でも従業員の安否確認が必要となっているという。また、安否確認報告する側の従業員もスマートフォンの普及により、より使い勝手の良いシステムを求められることが多くなったとのことだ。
ALSOK安否確認サービス(アプリ版)は、そうした要望に応えたサービス。従業員の安否確認は、BCPの観点からも非常に重要であるとのことだ。同サービスにより、ALSOKは企業のBCPに貢献していくとしている。