森ビルは、インドネシア共和国の首都・ジャカルタで推進する「JAKARTA MORI TOWER」が、竣工したことを発表した。
同事業は、森ビル初の東南アジアにおける開発事業であり、「JAKARTA MORI TOWER」はジャカルタ最高水準のスペックを備えた大規模オフィスタワーとして誕生するとのことだ。
■ジャカルタ最高水準のスペックを備えた大規模オフィスタワー
「JAKARTA MORI TOWER」は、高層ビルが集積するジャカルタ最大のビジネス街の中心部、目抜き通り・スディルマン通り沿いのスマンギ交差点近くに位置する、ジャカルタ最高水準のスペックを備えた大規模オフィスタワー。
地上58階建て、高さ約266m、延床面積は約190,000平方メートル。オフィスの総貸室面積は約88,700平方メートルで、基準階貸室面積はジャカルタ最大規模のオフィスプレートとなる約2,300平方メートルを確保しているという。
天井高3.0m、コアから窓面までの距離18.5mの広大で開放的な無柱空間は、グローバル企業の多様なニーズや新たな働き方のスタイルに応じて自由なレイアウトが可能。また、ワーカーの健康に対する環境整備が認められ、インドネシア初となる「WELL Core Gold」認証も取得する見込みとしている。
なお、ジャカルタを代表する新たなランドマークとなることを目指して、意匠デザインは、六本木ヒルズ森タワーや上海環球金融中心を手掛けたニューヨークの設計事務所・コーン・ペダーセン・フォックス・アソシエイツ(KPF)氏が担当したとのことだ。
■急速な経済発展を背景にますます高まるハイクオリティビルへの需要
急速な人口増加による消費市場の拡大を背景に、著しい経済成長を続けているインドネシア。中でもジャカルタの人口は1,000万人を超え、周辺都市を含めた首都圏人口は約3,100万人に達しており、都市圏人口としては東京圏に次ぐ世界第2位の巨大都市へと成長を遂げているという。
今後も中間層以上の人口増加による市場規模の拡大とさらなる経済成長、グローバル企業の集積やスタートアップ企業の成長が予想されており、「JAKARTA MORI TOWER」に代表される国際水準のスペックを備えたハイクオリティビルに対する需要が一層高まることが見込まれている。
森ビルは、六本木ヒルズや虎ノ門ヒルズ、上海環球金融中心や恒生銀行大厦など、国内外における数多くの都市づくりを通じて培った知見やノウハウを活かし、引き続き、成長著しいジャカルタの経済発展と、快適で豊かな都市生活の実現に貢献していくとのことだ。