LawFlow株式会社は2022年12月1日(木)より、同社が提供するAI契約書審査サービスLawFLowを全面無償化し、法人向けエンタープライズプラン及び個人向けスタンダードプランを無料開放すると発表した。

契約書の全条文を自動チェックするLawFlow

AI契約書審査サービスLawFlowは、専門弁護士の知見を学習したクラウド上のAIが契約書の全条文を自動チェックし、瞬時に注意点や抜け落ちを指摘するもの。ひな形登録や文書比較等の操作も簡単で、企業の法務部、士業事務所、個人事業主の間で導入されている。

2020年3月に正式版をリリースしてから現在まで登録ユーザー数が増加しており、今後も精度向上と対応契約書追加によって、法務リスク軽減と契約書審査の効率化をサポートするという。

政府の見解がサービス全面無償化の背景に

今回のAI契約書レビューサービス全面無償化は、LawFlowの機能縮小や質の低下によるものではなく、2022年10月にグレーゾーン解消制度による政府の回答として有償でのAI契約書審査サービス提供について「違法の可能性が否定できない」との見解が示されたため。

AIを使った契約書審査サービスを有償で提供することについて、機能や状況を細かく分類した照会に対して「いずれのものでも、サービスの提供方法などを限定しても、個別具体的な事情によっては弁護士法72条に違反すると評価される可能性があることを否定できない」との回答が政府からあった。同社は政府又は司法などによる適法性の確認が取れるまで、サービスの全面無償化を実施するという。

■料金プラン(税込)
【法人利用の場合】エンタープライズ:年額330,000円→無料
【個人利用の場合】スターター:無料
スタンダード:月額16,500円→無料
■LawFlow
https://www.lawflow.jp/

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