ワールドグループは、サステナブルな社会の実現に向けた社会貢献活動の一環として“衣料品の価値を最後まで無駄なく活かすこと”を目的に、消費者の不用な衣料品を引き取る「ワールド エコロモ キャンペーン」を2009年から実施している。今回は2022年春夏シーズン開催の収益金923,008円の寄付を5団体に行ったと発表した。

2022年春夏シーズンは、全国の百貨店49店舗との共催、ならびにショッピングセンター、アウトレットモール7店舗で開催し477,753点の衣料品を回収。

収益金は923,008円にのぼり、2022年10月25日にあしなが育英会「遺児奨学資金」、福島県「東日本大震災ふくしまこども寄附金」、宮城県「東日本大震災みやぎこども育英募金」、チャイルド・ケモ・ハウス「公益財団法人 チャイルド・ケモ・サポート基金」、日本赤十字社(新型コロナウイルス感染症対応を含む様々な人道支援活動資金)の5団体に寄付。

なお、13年目を迎えた「ワールド エコロモ キャンペーン」はディベロッパー各社と共に取り組み、認知拡大をした継続性が評価され、今年度「リテールプロモーションアワード」を受賞。

今年6月にサステナビリティ プランを掲げたワールドグループは、衣料品の循環をおこないエコシステムの自律的進化を目指していくとのことだ。

「ワールド エコロモ キャンペーン」は衣替えの季節の年2回開催

「エコロモ」とは、“エコロジー”と“衣(コロモ)”をかけ合わせたワールド独自の造語。開始以降、環境に対する関心や社会貢献につながる消費の高まりにより、多くの消費者からの賛同を得て、累計1,680万点以上をリサイクルしてきたという。

リサイクル方法も時代と共に進化させ、2011年秋冬からはリサイクルパートナーと連携し、引き取りした衣料品を販売し衣料品のリユース(再利用)を行うと共に、収益金は支援を必要としているこども達の未来のために役立てられるよう寄付を行っているとのことだ。

なお、これまでの寄付の総額は1億585万3,835円(22年度)にのぼる。今後2030年までに1,000万点(年※)の回収と活用を目指し、ワールドグループのサーキュラー事業を拡大させるとしている。※エコロモ キャンペーンとサーキュラー事業(二次流通)での回収枚数。

<寄付先の概要について>
●あしなが育英会 「遺児奨学資金」 http://www.ashinaga.org/
概  要:病気や災害など様々な理由で親を亡くした子どもたちを、奨学金、教育支援、心のケアで支える民間非営利団体。寄付額:184,602円 (15年秋冬~22年春夏キャンペーンの寄付総額は9,489,114円)

●チャイルド・ケモ・サポート基金  http://kemohouse.jp/
概  要:チャイルド・ケモ・ハウスは、小児がん等の難病のこどもと家族の施設として、2013年、神戸ポートアイランドにオープン。チャイルド・ケモ・サポート基金では、施設建設・運営、助成などを通して支援活動を行っている。寄付額:184,602円 (15年秋冬~22年春夏キャンペーンの寄付総額は9,489,114円)

●東日本大震災みやぎこども育英募金  https://www.pref.miyagi.jp/site/donation-for-children/
概  要:「東日本大震災みやぎこども育英募金」の寄附金を基金として積み立て、被災したこどもたちの安定した生活と希望する進路選択の実現を支援するための奨学金・支援金等として活用している。寄付額:184,602円 (12年春夏~22年春夏キャンペーンの寄付総額は34,408,665円)

●東日本大震災ふくしまこども寄附金  https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/21055a/kifu.html
概  要:東日本大震災の被災・避難等により不便を強いられているこどもへの支援 、こどもたちの将来につながる取り組み、こどもたち及び保護者が元気になる取り組み、こどもたちのふるさと福島への愛着心を醸成する取り組みや福島県復興への参画に役立てている。寄付額:184,602円 (11年秋冬~22年春夏キャンペーンの寄付総額は35,946,595円)

●日本赤十字社 https://www.jrc.or.jp/
概  要:第一回ノーベル平和賞を受賞のアンリー・デュナンが提唱した「人の命を尊重し、苦しみの中にいる者は、敵味方の区別なく救う」ことを目的とし、世界192の国と地域に広がるネットワークを生かして活動する組織のうちの一社。国内外における災害救護をはじめとし、苦しむ人を救うために幅広い分野で活動している。寄付額:184,600円 (20年秋冬~22年春夏キャンペーンの寄付総額は1,301,661円)