スマートニュースは、11月19日の「国際男性デー」に向けて、男性像や男性の役割に対するユーザーの関心を探るため、ニュースアプリ「SmartNews」の閲読データを調査し、結果を公表した。
調査の結果、「男性と育児」に関する記事の閲読が、男女ともにここ2年で急増していることが判明した。
スマートニュースは、2021年6月に「育児・介護休業法」が改正され、2022年10月からは「出生時育児休業(産後パパ育休)」がスタートしたことも「男性と育児」に関する記事の閲読が急増した一因だと考察。
男性の育児参加を促す形で社会の変化が生まれる中、男性も女性もよりよい育児のあり方を求めて関心を寄せていることがうかがえるとのことだ。
「男性と育児」に関する記事の中でも、特に大きな関心の増加が読み取れたのは、タイトルに「育児, 夫」を含む記事だという。2020年の同時期に比べて、閲読数で約7倍、記事滞在時間では約5.8倍と急増。
また、社会現象となったキーワード「イクメン」をタイトルに含む記事についても調査したところ、閲読数と滞在時間は2020年の同時期の約2倍であることがわかった。
■“育児に対する男性の気づき”を伝える記事がよく読まれる
「イクメン」に関する記事について、近年は妻・母親側の不満を表して「自称イクメン」「イクメン気取り」とネガティブに扱われる記事も増えた一方、今年は「自分の言葉にはっとした夫」「ママ不在で気付いた育児の大変さ」など、“男性の育児に対する気づき”を伝える記事がよく読まれるようになったという。
なお、今年最も読まれた記事の一つは、「イクメン漫画家」として成長していく男性の姿をポジティブに描いた記事とのことだ。
<参考>
スマートニュース『「国際男性デー」に向けた調査』