ソフトバンクは、アルコール検知器との連携機能を搭載した車両管理サービス「スマートフリート」の提供を、アルコール検知器の販売とセットで、本日より開始したと発表した。
2022年4月に改正道路交通法が施行され、飲酒運転防止対策の強化を目的として、安全運転管理者に対し、目視などによる運転者の酒気帯びの有無の確認(アルコールチェック)と、その内容を記録して1年間保存することが義務付けられた。
「スマートフリート」は、企業などにおいて従業員が自動車を運転する際のアルコールチェックを円滑に行える他、社用車などの車両管理、運行管理(※1)を一元的に行うことができるサービス。
アルコールチェックにおいては、運転者がスマートフォンとBluetooth®で接続したアルコール検知器で呼気を測定すると、専用のクラウドプラットフォームへ測定結果が送信され、管理者はそれを「スマートフリート」で確認することができるという(※2)。測定結果のデータは1年間保存することが可能。
「スマートフリート」とセットで販売するアルコール検知器には、国家公安委員会が定める要件を満たしている「GX-AC002」を採用。
今後、「スマートフリート」と連携が可能なアルコール検知器の機種を順次拡充し、販売していく予定とのことだ。
運行管理においては、自動車を運転する際にスマホ専用のアプリを起動しておくことで、いつ誰がどの区間をどれだけの時間走行していたのかという情報が、危険運転の挙動の有無の情報と共に記録され、管理者はパソコンやタブレットで確認することができるという。
また、自動車の現在位置なども同時に把握できるため、事故発生時にも迅速な対応が可能になるとのことだ。
さらに、データ集計や運行状況のリポート機能も搭載しており、使用する自動車の台数の適正化など、業務効率の向上に役立てることができるとしている。
■「スマートフリート」の料金およびアルコール検知器の販売価格
▼スマートフリート ライトプラン
提供機能:アルコールチェック、車両管理
月額330円(税込)/1ID 最低利用期間は12か月
▼スマートフリート スタンダードプラン
提供機能:アルコールチェック、車両管理、運行管理
月額1,100円(税込)/1ID 最低利用期間は12か月
なお、両プランとも初期導入費用1万6,500円(税込)/1テナント(※3)が別途必要。
▼アルコール検知器
「GX-AC002」:5,478円(税込)/1台
※1 運行管理は「スタンダードプラン」で提供。
※2 アルコール検知器の測定値は、酒気帯びの有無を判断するための情報の一つであり、自動車の運転の可否を判断するものではないとのこと。運転可否の判断について、製造者およびソフトバンクを含む販売者などは一切の責任を負わないとしている。
※3 ユーザーグループの単位。一つのテナントは、テナント管理者と一般ユーザーで構成されており、事業所や拠点など、利用用途に合わせて登録が必要となる。