明治、幼児の鉄不足解消に向け「鉄チェック活動」を開始 第一弾はアカチャンホンポで採血不要の測定会を実施

明治は、医療機器の輸入販売を行うマシモジャパン協力のもと、幼児の貧血の実態把握と鉄摂取の重要性を伝えるためのプロジェクト「鉄チェック活動」を11月24日から開始すると発表した。

第一弾は、赤ちゃん本舗と連携し、アカチャンホンポ店頭イベントとして、幼児1万人を対象に血中ヘモグロビン値の測定会を実施。

日本の幼児の鉄摂取量は諸外国よりも低く、幼児の2人に1人は推奨量に対して鉄摂取量が不足しているという(※)。

幼児期の鉄摂取は貧血のリスクを減らすだけでなく、身体や脳の発達にも重要で、同時期の鉄不足による発達障害が起きた場合、その後に鉄を摂取しても成人期まで影響を及ぼす可能性がある。

しかし、貧血の指標となるヘモグロビン測定は採血が主流のため、幼児には負担が大きく、また乳幼児健診の実施項目ではないため、鉄不足の実態の把握が難しい状況とのことだ。

そこで、同プロジェクトでは、幼児(1歳から6歳)を対象に、採血不要で測定が行える機器を活用し、負担のない方法でヘモグロビン測定ができる機会を提供。

鉄分チェックの様子

また、WEBサイトや測定参加者への配布資料などを通じて、幼児期における鉄摂取の重要性や鉄の具体的な取り方について情報を発信していくとのことだ。

さらに、国内における乳幼児栄養研究の第一人者である相模女子大学の堤ちはる教授監修のもと、同プロジェクト内で測定したデータを研究分野でも活用し、幼児の鉄不足解消や健全な発育・発達に貢献していくとしている。

■全国1万人「鉄チェック活動」実施概要

期間:
2022年11月24日~2023年3月頃

場所:
アカチャンホンポ28店舗(予定)

対象:
1~6歳の子ども1万人

参加費:
無料

内容:
・指先にクリップを挟むだけでヘモグロビンが測定できる機器「パルスCOオキシメータRad-67TM」を用いて、血中のヘモグロビン濃度を測定することで、鉄不足の可能性がないかを確認。
・鉄不足について不安なことや離乳食、育児についての悩みなど、会場で明治の栄養士に相談可能。
・幼児期における鉄の重要性や対策がよくわかる小冊子「鉄のおはなし」を来場者にプレゼント。

店舗別実施スケジュール

■親子で楽しく学ぶ!「鉄チェック&栄養セミナー」イベント概要

日時:
2022年11月24日
1回目 11:30~12:00(11:15受付開始)
2回目 13:30~14:00(13:15受付開始)
3回目 15:00~15:30(14:45受付開始)

場所:
グランツリー武蔵小杉4F スマイルスクエア

概要:
・ヘモグロビン測定
・明治の栄養士による、親子で学べる栄養ワークショップ

※ 「日本人の食事摂取基準(2020年版)」の推奨量(12~36か月)と「国民健康・栄養調査(平成28年)」の摂取量中央値(12~36か月)の比較。

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