世界最大の旅行プラットフォーム「Tripadvisor®」は、日本を含む世界6か国の旅行者への意識調査およびサイトの利用状況データをもとに、2022年冬の旅行動向を発表した。
2022年冬の旅行状況トレンド
●旅行の有無:
今冬(2022年12月~2023年2月の期間中)に「旅行を予定している」と回答した日本人旅行者は半数以上の53%となり、2021年冬の旅行動向(2021年11月~2022年1月の期間中の旅行)の28%と比べると大幅に上昇
●移動距離:
国内旅行が93%、海外旅行が7%となり、「4~6時間」が41%、「1~3時間」が35%、「11時間以上」が14%
●旅行への考え方:
「ワクワクしている」が67%、「ハッピー」が55%、「楽観的である」が28%で、2021年冬に一番回答が多かった「慎重になっている」は7%に減少
●旅行への出費:
2021年冬の旅行での出費と比べ、2022年の冬の旅行では出費が「2021年よりとても多い」、「2021年より少し多い」との回答が38%、「2021年と同じ」との回答が50%、「2021年より少ない」との回答が12%
●旅行への意欲:
今冬の旅行について、日本の旅行者による国内旅行の検索ボリュームを2019年と比べると-36%とコロナ前の基準には届かないものの、2021年と比べると+13%と回復基調に。(検索期間:2022年9月1日~10月29日)
●旅行時期:
12月3日、24日、29日、30日、31日のチェックインが多い傾向
2022年冬の人気観光地(国内)
- 浦安市(千葉県)
- 此花区(大阪府)
- 箱根町(神奈川県)
- 千代田区(東京都)
- 港区(東京都)
- 中央区(北海道)
- 下京区(京都府)
- 熱海市(静岡県)
- 渋谷区(東京都)
- 中央区(大阪府)
2022年冬の人気観光地(海外):
- バンコク(タイ)
- ホノルル(アメリカ)
- ソウル(韓国)
- パリ(フランス)
- シンガポール
- ロンドン(イギリス)
- パタヤ(タイ)
- パトン(タイ)
- クアラルンプール(マレーシア)
- ダナン(ベトナム)
2022年冬の回復傾向が強い観光地(前年比・国内):
- 八戸市(青森県)
- 港区(愛知県)
- 西区(大阪府)
- 帯広市(北海道)
- 江東区(東京都)
- 港区(大阪府)
- 芝公園(東京都)
- 浪速区(大阪府)
- 文京区(東京都)
- 常滑市(愛知県)
2022年冬の回復傾向が強い観光地(前年比・海外):
- シドニー(オーストラリア)
- 釜山(韓国)
- ソウル(韓国)
- パトン(タイ)
- シンガポール
- クアラルンプール(マレーシア)
- バンコク(タイ)
- 中山区(台湾)
- ハノイ(ベトナム)
- ダナン(ベトナム)
海外の旅行者による日本への今冬の旅行
●訪日旅行への意欲: 今冬の旅行について、海外の旅行者による訪日旅行に関する検索ボリュームを2019年と比べると-64%とコロナ前の基準には届かないものの、2021年と比べると+1230%と著しく上昇(検索期間:2022年9月1日~10月29日)
●観光地として日本の人気回復は顕著で、オーストラリアの旅行者による回復傾向が強い海外観光地には中央区(大阪府)が1位に。また、シンガポールからの旅行者による回復傾向が強い海外観光地には大阪市(大阪府)のほか新宿区(東京都)などがランクインし、アメリカからの旅行者による回復傾向が強い海外観光地においても箱根町(神奈川県)、中央区(東京都)、新宿区(東京都)、千代田区(東京都)、渋谷区(東京都)、港区(東京都)、下京区(京都府)がランクイン
●海外からの旅行者に人気の日本国内観光地は東京都が多いものの、回復傾向が強い国内の観光地に目を向けると文化観光や自然散策、温泉が楽しめる観光地への関心が高まっている傾向が伺える
2022年冬 海外からの旅行者に人気の国内観光地
- 新宿区(東京都)
- 中央区(東京都)
- 渋谷区(東京都)
- 中央区(北海道)
- 港区(東京都)
- 中央区(大阪府)
- 箱根町(神奈川県)
- 千代田区(東京都)
- 下京区(京都府)
- 台東区(東京都)
2022年冬 海外からの旅行者による回復傾向が強い国内観光地(前年比)
- 北区(兵庫県)
- 由布市(大分県)
- 草津町(群馬県)
- 湯沢町(新潟県)
- 泉佐野市(大阪府)
- 難波(大阪府)
- 登別市(北海道)
- 洞爺湖町(北海道)
- 長崎市(長崎県)
- 奈良市(奈良県)