グローバルメタバースは、メタバース利用経験がある中学・高校生101名に対し、中高生のメタバース経験に関する実態調査を実施し、結果を公表した。
■メタバースの利用頻度、約半数が「週1以上」そのうち約2割が「毎日」
「Q1.どの程度の頻度でメタバースを利用しているか。」と質問したところ、「毎日」が17.9%、「週に数回程度」が15.8%、「週に1回程度」が15.8%という回答となった。
■利用内容は「ゲーム」が64.4%で最多、続いて「ライブやイベント」が39.6%
「Q2.主に利用しているメタバースの内容(複数回答)」という質問では、「ゲーム」が64.4%、「ライブやイベント」が39.6%、「ショッピング」が31.7%という結果に。
■メタバースの面白さ、約半数が「空間の中で思いのまま過ごすことができる」「リアルの自分とは違う自分になれる」と回答
「Q3.メタバースを利用して感じる面白さや特徴(複数回答)」を質問したところ、「遊び方に決まりはなく、空間の中で思いのまま過ごすことができる」が47.5%となった。
次いで「リアルの自分とは違う自分になれる」が45.5%、「年齢・性別・人種など関係なく様々な人たちと交流できる」が33.7%、「リアルではできない体験ができる」が33.7%という回答が続いた。
また、Q3で「特にない」以外を回答した人に、「Q4.Q3で回答した以外に、メタバースを利用して感じる面白さや特徴はあるか」と質問したところ、「世界中の様々な人たちと出会える」や「使い方がとても簡単」などの回答を得ることができたという。
■今後、約6割が「仕事」、約5割が「教育」や「ゲーム」分野でメタバースの浸透を希望
「Q5.今後、どのような分野でメタバースが浸透してほしいと思うか。(複数回答)」と質問したところ、「仕事」が55.4%、「教育」が54.5%、「ゲーム」が54.5%という回答となった。
また、Q5で「仕事」と回答した人に、「Q6.その理由は何か。(複数回答)」と質問したところ、「通勤が不要になるため」が76.8%、「新しい仕事が生まれるため」が53.6%、「居住地に関係なく働くことができるため」が51.8%という回答という回答結果をなった。
■「教育」を選ぶ理由として、60.0%が「ゲーム感覚で学ぶことができるため」メタバースの浸透を期待
なお、Q5で「教育」と回答した人に、「Q7.その理由は何か(複数回答)」と質問したところ、「ゲーム感覚で学ぶことができるため」が最も多く60.0%、次いで「登下校中の事件や事故がなくなるため」が56.4%、「他者に対する心理的抵抗がなくなるため」が56.4%という回答が続いた。
■メタバースの面白い使い方として、「メタバース結婚式」や「物理シュミレート」「選挙」などの案多数
「Q8.メタバースの面白い使い方はあるか(自由回答)」という質問では、「メタバース結婚式」や「物理シミュレート」「選挙」など64の回答を得ることができたとのことだ。
グローバルメタバースは、まだまだ発展途上であると考えられる「メタバース」技術だが、中高生のアイディアとして挙げられた「結婚式」や「選挙」のように、新たな技術の活用には柔軟な発想が求められ、アイディア次第ではその活用方法が主流となることもありえると考察している。
【調査概要】
調査概要:中高生のメタバース経験に関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2022年10月17日〜同年10月19日
有効回答:メタバース利用経験がある中学・高校生101名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはならない。