アフリカ・タンザニアにて生理用ナプキンの製造・販売を行うBorderless Tanzania Limitedは、貧困層の学生が通う現地の小学校および中学校で性教育と生理用ナプキンの無償提供を行うにあたり、協賛企業を募集すると発表した。
Borderless Tanzania Limitedのブランド「LUNA sanitary products」は、2022年8月よりアフリカ・タンザニアにて使い捨て生理用ナプキンの製造を開始、キオスク（Kiosk）と呼ばれる小型売店を中心に販路を拡大している。
現在タンザニアで流通している生理用ナプキンは吸収力が低いため、肌荒れや血液もれに悩まされる女性が少なくないという。
また、海外からの輸入に頼っており高価格のため、布やティッシュペーパー、スポンジなどで代用する女性も多く、衛生面においても問題視されているという。
公立学校に通う女子生徒の中には、経済的な理由で生理用品を購入できず、経血もれがいじめにつながることを恐れ生理期間中に学校を休む人も多く存在。学校を休むことで授業についていけず退学となり、卒業資格やベーシックスキルがないため仕事を得られず、貧困から抜け出せないといった現状があるとのことだ。
今回Borderless Tanzania Limitedは、LUNA sanitary productsの活動地域であるプワニ州、キバハ県の公立小学校および中学校に通う女子生徒への性教育と生理用ナプキンの無償提供を実施するため、協賛企業を募集。
LUNA sanitary productsは、タンザニア現地にて使い捨て生理用ナプキンの製造を行い、協賛企業から社会貢献活動（CSR）として得た支援金を活用し、製造した生理用ナプキンを性教育と共に無償提供するとしている。
▼活動地域：
タンザニア、プワニ州、キバハ県
▼寄付対象：
公立小学校 4年生～7年生、公立中学校 1年生～4年生
▼支援金と無償提供可能ナプキン数：
1万円から支援可能。
寄付するナプキン枚数や性教育実施回数を相談し、確定することも可能。
●参考
支援金2万円：150パッケージ（1パッケージ8枚入り、合計1200枚）＋ 性教育 1授業（1時間半）
※小学校：1校あたり約100人から300人の対象生徒が在籍
※中学校：1校あたり約400人から1000人の対象生徒が在籍
▼活動報告書の提供：
生理用ナプキン寄付時、性教育実施時の写真と動画（協賛企業のネームプレート入りで撮影）を提供。
また、寄付した学校名、生徒数、地域名、活動内容、校長先生からのコメントなどをまとめた活動報告書を提供。
※協賛企業のCSR活動として社内外の広報に活用可。
