調査会社Statistaは、Nianticが2022年に開催した『Pokémon GO』のリアルイベント「Pokémon GO Fest」が、開催した3都市の地域経済に対し、総支出とそれに伴う税収を合わせて3億900万ドルの貢献をしたと発表した。

「Pokémon GO Fest 2022」、 3地方都市の経済に合計3億900万ドル貢献

リアルイベント「Pokémon GO Fest」は、開催都市が世界から注目される機会を作り、国外からも数多くのトレーナーが参加、関係を構築し、『Pokémon GO』のコミュニティを形成。

「Pokémon GO Fest」に参加したトレーナーはポケモンを捕まえたり、イベント限定のスペシャルリサーチを行いながら、会場とその周辺を探索することで地域を体験することができるという。

札幌では、55000人以上のトレーナーが平均12kmを歩き、合計1700万匹のポケモンを捕まえ、6500万ドルが消費されたことで、1530万ドルの税収があったという。84%は市外からの訪問者で、ショッピングとエンターテイメントでの平均消費額は615ドルに。

ベルリン(ドイツ)では、40,000人以上のトレーナーが4920万ドルを費やし、平均7.6kmを歩き、合計1400万匹のポケモンを捕まえた結果、2430万ドルの税収増があったという。88%がベルリン市外から、43%が海外からの参加で、参加したトレーナーはレストランやバー、ショップを訪れ、平均521ドルを消費。

シアトル(米国)では58,000人以上のトレーナーが1億1470万ドルを使い、平均11kmを歩き、合計1700万匹のポケモンを捕まえた結果、4000万ドルの税増収があったという。83%が市街から、14%が海外からのトレーナーで、参加したトレーナーはレストラン、エンターテイメント、ショッピングで平均816ドルを消費したとのことだ。

■3都市で行われた「Pokémon GO Fest」の調査の総合結果

・7,960万ドルの税収増を含む、総額3億900万ドルの地元経済効果
・15万人の参加者のうち85%が市外からの参加者
・来場者の平均消費額は650ドル
・45%が12か月以内に開催都市を再び訪れたいと考えている
・捕獲されたポケモンの総数3,800万匹
・トレーナー1人あたりの平均探索距離10.2km