ヤクルト本社は、子会社である「千葉ヤクルト工場」を移転し、新工場を建設することを発表した。

1969年に操業を開始した千葉ヤクルト工場(千葉県四街道市)は、建物等の老朽化に加え、敷地面積等の制約もあるという。

今後の多様なニーズやCO2排出量の更なる削減、プラスチック資源循環の積極的な推進等の環境規制の厳格化に対応するため、「ちばリサーチパーク」内に移転し、将来に向けた次世代型工場(モデル工場)として新たな工場を建設するとのことだ。

■概要

所在地:
ちばリサーチパーク内
千葉県千葉市若葉区上泉町424番-5
千葉県佐倉市西御門361-8

敷地面積:
109,707,56㎡

延床面積:
33,824,8㎡

投資額:
350億円(予定)

着工:
2024年夏(予定)

操業開始:
2027年春(予定)

生産品目:
Yakult(ヤクルト)1000、Y1000を中心としたヤクルト類(操業開始時)

生産能力:
260万本/日(操業開始時)

■工場移転により得られる効果

・「ヤクルト」類の製造・生産能力の増強に加え、将来に向けた増設スペースも確保しており、今後の環境容器戦略や新商品戦略に対し、フレキシブルかつスピーディーに生産体制の構築が可能に。

・太陽光パネルの設置、再生可能エネルギー電力の採用、物流面での効率化等によるCO2排出量の削減や抑制、設備洗浄工程での再生水の活用等により、使用する用水量の削減が見込める。

・AI技術やIoT技術の積極的な導入により、生産効率や労働環境の更なる向上が図れるとともに、同社グループの次世代型スマート工場が実現。