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デニーズ、「コーヒー豆かす」に特化した再資源化モデルを構築 食品リサイクルループとして国から認定

セブン&アイ・フードシステムズは、運営するデニーズで実施しているコーヒー豆かすの食品循環スキームが、「食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律(食品リサイクル法)」の規定に基づき、再生利用事業計画(食品リサイクルループ)として、厚生労働大臣、農林水産大臣、環境大臣より認定を受けたことを発表した。

なお、コーヒー豆かすに特化した食品リサイクルループの認定はレストラン業態としては初めてとのことだ。

再生利用事業計画として国より認定

デニーズは、セブン&アイグループの「GREEN CHARENNGE2050」に則り、2050年までに食品ロスを75%削減する目標(2013年度比)を掲げている。

店舗から排出される食品廃棄物については、調理工程の見直しや自動発注の導入など、様々な施策により、直近5年間で20%以上(重量ベース)削減。

しかし、コーヒー豆かすは、コーヒーの食数に比例して増え、削減できないという特性があるという。そのためデニーズでは6年前からコーヒー豆かすの再資源化モデルについて研究を始め、2021年9月より神奈川県内の店舗で排出されたコーヒー豆かすを回収し、それを飼料化して活用する取り組みを開始。

同飼料は静岡県の牧場「リオグランデ宮島」で牛に給餌され、生産された生乳からできたホワイトソースを、デニーズのメニューに活用。

こうして構築された食品循環スキームが、この度正式に国の「食品再生利用事業計画=食品リサイクルループ」として認定されたとのことだ。

なお、同ホワイトソースは、同社が運営するコントラクト事業でもシチューのメニューに取り入れるなどデニーズ以外への活用も広げているという。

定を受けたリサイクルループの過程で製造されたホワイトソースを使用したメニュー

今回認定を受けたことで、今後のコーヒー豆かす回収店舗の拡大やさらなるリサイクルループ構築などの可能性が広がったとし、セブン&アイ・フードシステムズは、これからも同事業を通じて社会課題解決を図り、循環型社会の実現に向けて環境への取り組みを継続実施していくとのことだ。

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