冬の換気、寒さを理由に控える人が75% 「ほとんどのエアコンには換気機能がない」認知率は半数以下 パナソニック「エオリア」調べ

パナソニックは、11月9日は「換気の日」に伴い、冬場の換気・加湿について調査し、結果を公表した。

■調査結果

まず、エアコンに換気機能があるかどうかについてアンケートでは、「ほとんどのエアコンには換気機能がない」と正しく理解していたのは半数以下という結果となった。

30%が「ほとんどのエアコンには換気機能がある」と誤解していたほか、「わからない」と回答した人も22%となり、約半数が正しく認識できていないことが判明。

「部屋の空気を吸い込んで、暖めたり冷やしたりし、再び室内に吹き出す」というのがエアコンの基本機能であり、現在、換気機能があるエアコンは一部となっている。

エアコン機能の認知率

また、冬の換気方法としては、「窓を開ける」が81%と最多に。

一方、厚生労働省は30分に1回以上の窓開け換気を呼び掛けるものの、冬の換気頻度として実際に「30分に1回程度」を実施している人はわずか9%にとどまり、実際には「1時間~2時間に1回程度」が44%で最多。続いて「1日に1回程度」が36%という結果となっている。

推奨される換気の頻度は、なかなか実現できていない実態が明らかとなった。

【左】冬の換気方法【右】冬の換気頻度

また、これらの換気頻度について、自身ではどのように感じているのかを調査。

「冬の換気を控えてしまうことはあるか」という質問では、75%の人があると回答しており、もっと換気をしたいと考えている人が多いことがうかがえる。なお、換気を控える原因としては、94%の人が「部屋が寒くなる」と回答。

【左】冬の換気を控えてしまうことはあるか【右】換気を控える原因

続いて、冬の加湿についても調査を実施。

加湿対策として最も多かったのが、「加湿器を使う」で43%、続いて「特にない」が32%、「部屋干しをする」が31%という結果に。加湿器を使う家庭が多いものの、一方で特に加湿対策をしていない人も多いことがわかった。

冬の加湿対策

加湿器使用の際に気になることは、「結露する」が48%、「手入れに手間がかかる」が33%、「お金がかかる」が14%で上位となる結果となっている。

加湿器使用の際に気になること

■調査概要
●調査地域:全国
●調査期間:2022年10月7日~10月10日
●調査方法:インターネット調査
●調査機関:ジャストシステム
●調査対象:20~60代の男女
●有効回答:550名(男性:291名、女性:259名)

<参考>
パナソニック「エオリア」『2022年冬の換気・加湿に関する調査

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