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ソフトバンクは、今後提供予定の「プライベート5G」などのネットワークサービスや、クラウドサービスを活用して、4Mデータ蓄積のためのネットワークインフラ基盤を構築。「製造現場可視化サービス」はマルチクラウドに対応しており、海外の工場のデータも専用ネットワーク経由で収集できるため、国内外の工場のデータを活用可能だという。日立は、4MデータをIoTやAIで収集・分析するソリューションを提供し、生産状況を可視化するという。
協業の背景
昨今、製造業においては、労働者不足解決と生産性の向上が求められている。生産性の向上には、生産ロスの要因を特定し、改善することが重要だ。そのためには、4Mデータを収集・蓄積・分析し、製造現場の状況の可視化が課題となっている。
ソフトバンクと日立は、各製造現場のニーズや課題に合わせて柔軟に導入できるサービスの提供に向けて、2021年から検討を進めていた。今回、基本的なサービス構成などが定まったことから、製造現場のDX推進を目的に5GやIoT、AI、マルチクラウドなどを活用した製造現場可視化サービスの提供に向けて協業を開始したという。
製造現場可視化サービスの特長
4Mデータを収集してリアルタイムに分析、可視化
現場に設置したエッジカメラやIoTセンサーによって4Mデータを収集し、分析することでリアルタイムに生産状況を可視化。設備の稼働率や生産ロスの発生状況、4Mデータの分析結果などを管理画面から確認できるため、生産ロスの要因を特定し、改善することができる。
DXの計画立案からサービスの導入までをサポート
製造業のDXの推進には、ニーズや課題の優先付けと、課題を解決するための先進的な技術の活用などが必要だ。ソフトバンクと日立は、両社が持つITとOT(Operational Technology:制御・運用技術)に関するノウハウなどを生かして、DXの計画立案に向けた各製造現場のニーズや課題の整理から、解決の手法や技術の検討、最適な形態でのサービスの導入までをワンストップでサポートするという。
国内外の工場のデータを柔軟かつセキュアに収集・蓄積
ソフトバンクは、法人向けの5Gマネージドサービス「プライベート5G」などのネットワークサービスや、クラウドサービスを活用して、4Mデータ蓄積のためのネットワークインフラ基盤を構築。マルチクラウドに対応しており、環境に応じて最適なクラウドサービスを選択できるという。また、海外の工場のデータを専用ネットワーク経由で収集できるため、国外に工場を持つ企業も、生産状況を柔軟かつセキュアな環境で確認可能だ。
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