旭川のクリーニング店、スガイランドリーは、11月よりクリーニングサービスの他に、染め直しのサービスを開始したことを発表した。

環境と未来にやさしい「倉敷染」を実践する岡山県倉敷市の専門加工工場と連携し、インディゴ染による「ジャパンブルー」、そして反応染による「スミクロ」の2色を展開。クリーニングでは限界がある日焼けや色褪せた衣類が新たな色に生まれ変わりるとのことだ。

「倉敷染」での染め直しサービス

■染め直しサービスの概要と注文の流れ

スガイランドリーの各店あるいは公式LINEで受付後、工場で衣類の状態を検品、倉敷の専門加工工場で染色、工程の前後にクリーニングを行い、プレスで整形を行った後に利用者へ。納期は約1ヵ月。

【染め直しは2種類の色と染色技法】

(1)インディゴ染/ジャパンブルー
特徴:インディゴ特有の美しさ、深みと味。染色後に紫外線や洗濯、着用で色落ちが見られため、経年変化が楽しめる。染色テストを繰り返しインディゴ染料の濃度を調整し、インディゴ色の定番である「ジャパンブルー」と言われる色味を提案。

インディゴ染/ジャパンブルー

(2)反応染/スミクロ(BLK97%)
特徴:製品染めの定番技法である反応染を活用したスミクロ色。色の定着がよく、色落ちはほとんどなし。爽やかなジャパンブルーと違うモノトーン色はオールシーズン使いまわしがよく、大人の男性にも抵抗なく着られる色味。

反応染/スミクロ

【染め直し料金表】
染め直し料金は以下の通り。染め直し、染め直し前後のクリーニング、柔軟仕上げ加工、プレス整形作業を全て含めた税込料金となっている。

染め直し料金表

【染められるもの、染められないもの】
染められる(オススメの衣類)
●綿・麻などの天然素材
●日焼けや色褪せた衣類
●カジュアルに着られる衣類

染められない(オススメできない衣類)
●毛・シルク・革・レーヨンなど、痛みや縮みが出やすい素材
●乾燥や温水洗いに耐えられない衣類
●スーツやパーティドレスなどのフォーマルウェア
●コインランドリーで洗えない衣類はオススメできません