旭化成ホームプロダクツは、家電、空質・空調機器、照明・電気設備など、くらし領域で事業を展開するパナソニックと、飲料・食品・調味料を展開するカゴメとの協業により、「フードロス削減」の啓発活動を始動したと発表した。

旭化成ホームプロダクツとパナソニックは、カゴメが2020年1月から始めた野菜摂取推進活動「野菜をとろうキャンペーン」に賛同しており、同企画はその一環であるとのことだ。

世界的に「食品ロス削減」の風潮が高まりつつある昨今、日本でも様々な取り組みが始まっている。

一方で、2021年にUNEP(国際環境計画)によって発表された「食品ロス世界ランキング」において、日本のランキングは14位と、非常に高い順位にいるのも現状であるとのことだ。

また、環境省により発表された2020年時点での最新の調査によると、日本で年間廃棄されている食品のうち、実に47%は家庭から出ているという。

パナソニックの調査によると、家庭内の食品廃棄で特に多いのが生鮮野菜であるという。3社は生鮮野菜の廃棄を減らすためには、保存方法と手軽な使い方を広めていくことが大切だと考えており、この度各々の製品の強みを活かして提案できる「野菜を賢く冷凍することによるフードロス削減」を打ち出し。

【家庭の食品「廃棄頻度/理由」】

インターネット調査
回答数:1,056(MA)
調査期間:2022.9.13~9.20

【食材を使いきれず、「廃棄した経験/頻度」】

インターネット調査
回答数:830(MA)
調査期間:2022.7.1~7.8

また、旭化成ホームプロダクツが発信している食材やおかずを冷凍ストックしておくことで、忙しい毎日の暮らしにゆとりをうむ「冷凍貯金」の考えのもと、冷凍を積極的に活用して生活を豊かにする提案も発信していくとのことだ。

活動の一環として、3社は冷凍野菜を活用した3レシピを提案。冷凍と相性のいい野菜がある点や、上手に冷凍する方法の紹介も交えた内容となっているという。