「Job総研」を運営するライボは、1,011人の社会人男女を対象に「2022年 日本人の脱マスク意識調査」を実施し、結果を公表した。
同調査は現在の屋内外マスク着用状況や今後の着用意識とその理由、また訪日外国人受け入れに対しての脱マスク意識などについて調査している。
【現在のマスク着用状況】
現在のマスク着用状況は「状況に応じて着脱」が53.6%で最多回答になり、次いで「無条件で着用」が45.6%、「着用していない」が0.8%となった。
ワクチン接種回数別で見ると、「無条件で着用」が最も多かったのはワクチン「1回接種済み」の回答者で50.0%、次いで「2回接種済み」の回答者が49.8%、「3回接種済み」の回答者が46.9%で、「接種0回」と「4回接種済み」の回答者は共に36.0%で最も低い回答結果に。
【屋内外のマスク着用場面】
屋外でのマスク着用場面は「距離が確保できていない場合に着用」が36.9%で最多になり、次いで「無条件で着用」が36.8%、「会話する際に着用」が16.2%で、「着用していない」は10.1%となった。
これに対して屋内での着用場面では「無条件で着用」が63.8%で最多になり、次いで「距離が確保できていない場合に着用」が17.0%、「会話する際に着用」が15.8%で、「着用していない」は3.4%であった。
【着用・非着用それぞれの理由】
着用している理由を聞くと、「コロナ感染対策で着用」が76.8%で最多になり、次いで「マナーとして着用」が48.9%、「習慣化している」が42.1%で上位3つの回答結果に。
これに対して着用していない理由では、「着用する意味を感じない」が50.0%で最多になり、次いで「着用が面倒」が25.0%、「義務ではないから」が25.0%で上位3つの回答結果となっている。
【今後のマスク着用意識】
今後のマスク着用の意識を聞くと、「状況に応じて着脱」が68.4%で最多になり、次いで「無条件で着用」が29.2%、「着用しない」が2.4%の結果となった。
現状の着用状況と比べると、「無条件で着用」が減って「状況に応じて着脱」と「着用しない」がそれぞれ増える結果に。
また、これを男女別で見ると、「無条件で着用」の回答は男性が26.6%に対して女性が32.4%になり、女性の方が5.8ポイント多い結果となった。
更に「無条件で着用」の回答を年代別で見ていくと30代が31.8%で最多になり、次いで20代が30.3%、40代が25.0%、50代が23.5%となっている
【いつまでマスク着用なのか】
今後いつまでマスク着用を続けるか、マスクはどんなタイミングで外すのかについて聞くと、上位3つの回答は「コロナ感染者数が収束するまで」が42.7%で最多になり、次いで「政府からの着用ルールに従っていく」が32.0%、「コロナ関係なくマスクを着用し続ける」が18.3%と続いている。
【訪日外交人のマスク問題に思う事】
水際対策緩和で増加する訪日外交人と日本人のマスク着用の意識の違いについて思う事を聞くと、「日本は遅れている」が29.9%で最多になり、次いで近差で「国というより個人の価値観に従えば良い」が29.7%、「国が違えばルールも違うので気にしない」が28.7%で上位3つの回答結果となった。
【調査概要】
調査対象者:全国男女/20~50代
調査条件:
1年以内~10年以上勤務している社会人
20人~1000人以上規模の会社に所属
調査期間:2022年10月12日~10月17日
サンプル数:1,011人
調査方法:インターネット調査
<参考>
ライボ『2022年日本人の脱マスク意識調査』