豊田通商、ペットボトルの水平リサイクル工場を本格稼働開始 サーキュラーエコノミーの実現に貢献

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豊通ペットリサイクルシステムズは、10月初旬よりペットボトルの水平リサイクル工場を本格稼働開始し、10月22日にペットボトルの水平リサイクル工場の竣工式を開催したことを発表した。

工場の外観

飲料ボトル用リサイクルペットの製造会社である豊通ペットリサイクルシステムズは、豊田通商、ウツミリサイクルシステムズ、中央倉庫などが共同で2020年に設立。

日本では販売されたペットボトルの96.7%が回収され、88.5%がリサイクル(熱回収込みの有効利用率は98.0%)されているが、ペットボトルからペットボトルへ水平リサイクルされている割合は15.7%に留まっている。(※)

同工場は、これまで海外輸出に向けられていた廃棄ペットボトルを国内での水平リサイクルへ転換し、サーキュラーエコノミーに貢献していくという。年間約4万トンの飲料ボトル用リサイクルペット樹脂の生産を目標としているとのことだ。

豊通ペットリサイクルシステムズと豊田通商は、未来の子供たちへより良い地球環境を届けるために、ペットボトルの水平リサイクルを推進することによって、消費者の利便性に貢献するとともに、サーキュラーエコノミーの実現を目指すとしている。

■豊通ペットリサイクルシステムズ工場の概要
会社名:豊通ペットリサイクルシステムズ
株主構成:豊田通商、ウツミリサイクルシステムズ、中央倉庫、その他
事業内容:飲料ボトル用リサイクルペットの製造
所在地:滋賀県蒲生郡日野町鳥居平観音平1680-1
敷地面積:約90,000㎡
従業員数:65名(2022年8月現在)
生産量:飲料ボトル用リサイクルPET樹脂 40,000トン/年

※ 出典:PETボトルリサイクル年次報告書2021(PETボトルリサイクル推進協議会)

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