Riot Games, Inc.(米国)の日本法人であるライアットゲームズは、開発スタジオWargaming Sydneyの買収が完了したと発表した。
今回の買収に伴い、Wargaming Sydneyの社名はRiot Sydneyに変更となる。
新たに設立されたRiot Sydneyは、その豊富な専門知識を活用し、『リーグ・オブ・レジェンド』や『VALORANT』をはじめとするライアットの技術チームを補強することになるという。
同スタジオは業界のベテラン、そしてライアットの開発スタジオ部門代表であるMolly Mason-Bouleが率いる開発スタジオ部門の一員として、今後活躍していく。Mollyの指揮の下、ライアットは国際的な開発力を高める取り組みを行っており、長い期間をかけてオーストラリアのゲーム産業を発展させると共に、今回のように経験豊富なスタジオで働く優秀な人材を迎えていく予定であるとのことだ。
Wargaming Sydneyについて
国際的な大手開発スタジオであるWargaming Sydneyは、ライブサービスゲームとネットワーク技術のエキスパートとして知られ、これまでその専門知識を活かし、Wargaming製品の革新的な機能の開発をサポートしてきた。
次世代のゲーム開発ツールやサービス、世界的人気を誇るゲーム、また複数のR&Dプロジェクトを手掛けてきた経験を持ち、新たなゲーム機能やアドオン、コンソールポートのプロトタイプも制作。
また同スタジオは、『World of Tanks』や『World of Warships』をはじめ、様々なゲーム機およびPC向けタイトルの制作に携わってきたという。これまで手掛けたゲームエンジン「BigWorld Technology」は複数の業界賞を受賞しており、2012年にWargamingの傘下に加わるきっかけとなったとのことだ。
それ以前に、BigWorld Technologyは30以上のMMOタイトルやオンラインゲームで採用されており、また「単一MMOサーバーでの最多同時接続者数」のギネス世界記録に認定されているという。なお、BigWorld Technologyの所有権は今後もWargamingにあり、同社の製品に利用されていくとのことだ。
今回の買収は、BigworldがWargamingの傘下に加わり、同社の世界的人気を誇るタイトルの制作に携わるようになってから、10年目にあたるタイミングで行われる。同スタジオは、オーストラリアで25年を越えるゲーム開発経験があり、この地域そして業界において、トップレベルの先進性を持つチームであることが今回証明されたという。
また、同スタジオの開発スタッフは全員Riot Sydneyに加わることになり、現在のパブリッシングチームはWargamingの一員として今後も活動していくとのことだ。