三菱UFJ信託銀行は、同社が提供するDprime Labのプロジェクト第一弾である、廃棄食材を活用したサステナブルビール「WASTE 2 BEER」が完成したと発表した。

廃棄食材から生まれたサステナブルビール4種類、販売開始 Dprime Labのプロジェクト第一弾

Dprime Labは、2022年4月6日にローンチしたパーソナルデータを管理・運用する情報銀行サービス「Dprime」において、個人ユーザーがデータ提供により、企業と社会課題解決に資する商品を共創するプロジェクト。同商品は、10月14日より販売を開始するという。

廃棄食材を活用したクラフトビール「WASTE 2 BEER」完成

同サービスを通じて個人ユーザーから提供される多様なデータをもとにクラフトビールの開発に挑戦。2022年8月、Dprimeのデータから聞こえてくるユーザーの声をもとに、4種類の廃棄予定食材を使ったビール・パイロット版を作成。

そして2022年10月、ユーザーデータを活用し、フードロス削減にも貢献する「WASTE 2 BEER」が完成したという。今回、4種類のクラフトビールの材料は、グレープフルーツジュース、グレープフルーツピール、カカオハスク、パイナップルジュース。

「WASTE 2 BEER」商品詳細

■ビールタイプ:FRUITED SOUR「花」
健康やビューティに関心のある20~30代の女性をはじめ、学生や新社会人といった若年層からの人気が集まった本作は、爽やかな味わいと支持層の特徴から、フレッシュな意を込めて「花」とネーミング。食事と一緒にゆっくりとお酒を楽しみたい人におすすめであるとのことだ。

■ビールタイプ:KOLSCH「輝」
仕事もプライベートも充実し、アクティブに生きる多くのミドルエイジ層がクラフトビールに求めていたのは、すっきりと爽快な喉越し。「輝」は、そんな今を全力で生きる人たちに向けて名付けているという。また、同作を好む人の傾向として、食事や旅行への強い関心が目立ったとのことだ。

■ビールタイプ:INPERIAL STOUT「我」
「我」は文字の通り、周囲の動きや最新のトレンドよりも自分の信じた道を突き進む、こだわりの強い男性層からの人気を集めたという。甘さと深みを感じられる味わいは、パワフルに働きつつ、自身の健康管理にも気を抜かない、40~50代の会社役員や経営者からも好評を博したとのことだ。

■ビールタイプ:IPA「実」
アウトドアやキャンプ、旅行などのアクティビティに興味をもち、最新のトレンドも詳しい。「実」は性別を問わず、さまざまな生活スタイルを謳歌する40~50代から幅広く人気を集めたという。人生が充実している人に愛されるクラフトビール、そんな意味が込められているとのことだ。

プロジェクトの3つの成果(プロジェクト参画者へのアンケート結果)

​①参画者のうち85%がクラフトビールの購入意向度上昇
同プロジェクトには、クラフトビールをあまり飲んでいなかった人やビールが苦手な人も多く参加。その結果、参画者の85%が、自身のデータを参考にクラフトビールが作られたという体験を通して、クラフトビールへの興味関心や購入意向度が上昇したと回答。

②フードロスへの関心度が高まった
同プロジェクトへの参画・試飲を通じて、参画者の93%が、廃棄予定食材を使った商品に対しての興味や関心が向上したという結果が得られた。また、フードロス防止商品を積極的に選択したいと考える参画者は26%増加。

③廃棄食材650Kgをアップサイクル
今回開発した『花』や『輝』には純国産果物農園「緑の里りょうくん」で廃棄予定となっていた、グレープフルーツジュース250Kg、グレープフルーツの皮60Kgを活用。また、『我』には「ダンデライオン・チョコレート」で加工の際に廃棄予定だったカカオハスク50Kgを使用しているという。「実」で使用したパイナップルジュース250Kgは、沖縄県の農家の廃棄予定パイナップルを活用。

「WASTE 2 BEER」もらえるキャンペーン

Dprimeユーザー限定で、「WASTE 2 BEER」を抽選でプレゼントするキャンペーンを10月25日迄実施中。Dprime内のクイズオファーに応諾にて応募可能。