楽天証券HD・みずほ証券、 戦略的な資本業務提携を締結

楽天グループの連結子会社である楽天証券ホールディングス(以下、楽天証券HD)およびみずほフィナンシャルグループ(以下、みずほFG)の連結子会社であるみずほ証券は、楽天証券HDの連結子会社である楽天証券の楽天経済圏とのシナジーに基づく幅広い世代の顧客集客力やUI/UXに優れたオンライン証券取引プラットフォームといった強みと、みずほ証券の商品力や銀・信・証連携を活用した総合資産コンサルティング力といった強みを持ち寄ることにより、「あらゆる個人のお客さまのニーズに応える、本格的なハイブリッド型の総合資産コンサルティングサービス」を共同で実現すべく、戦略的な提携を行うことについて合意したと発表した。

同提携に伴い、楽天証券HDとみずほ証券は2022年10月7日付で株式譲渡契約書を締結の上、楽天証券の普通株式の19.99%をみずほ証券に譲渡することにしたという。

譲渡後も楽天証券は同社および楽天証券HDの連結子会社となる。また、楽天証券HDとみずほ証券は、同日付で株主間契約を締結したとのことだ。

同提携の内容

楽天証券とみずほ証券は、楽天グループの楽天経済圏とのシナジーに基づく幅広い世代の顧客集客力とUI/UXに優れたオンライン証券取引プラットフォームや、みずほFGの商品力や銀・信・証連携を活用した総合資産コンサルティング力といった、両グループの強みを最大限活かし、楽天証券とみずほ証券双方の持続的な成長を加速させるべく業務提携を検討していくとしている。

なお、現時点における、協業検討項目は以下のとおりであるが、これに限ることなく幅広く検討していくとしている。

■楽天証券のユーザーに対し、ユーザーのニーズやライフプランに応じた〈みずほ〉の総合資産コンサルティングサービスを資産形成・資産運用サービスの新たな選択肢として紹介し、より広範なニーズへの対応を図る

■みずほ証券が引受・組成を行う株式(IPO/PO)・債券(プライマリー商品/売出外債等)等を楽天証券に販売委託することにより、楽天証券のユーザーの商品選択肢のさらなる拡充を図る

■みずほ証券およびみずほ銀行を含む〈みずほ〉のユーザーに対し、楽天証券の取扱商品・サービスを紹介し、個人の金融資産形成に貢献する

楽天証券HDの概要

(1)名称楽天証券ホールディングス
(2)本店所在地東京都港区南青山二丁目6番21号
(3)代表者の役職・氏名代表取締役 楠 雄治
(4)事業内容グループ子会社の経営管理、ならびにそれに付随する業務
(5)資本金250百万円
(6)設立年月日2022年10月3日
(7)大株主及び持株比率楽天グループ 100%

譲渡金額、譲渡前後の所有株式の状況

同契約により、楽天証券HDは楽天証券の普通株式の19.99%をみずほ証券に譲渡。譲渡金額は80,000百万円となる見込みであるとのことだ。

日程
契約締結日 2022年10月7日
株式譲渡実行日(予定) 2022年11月1日

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